合宿は総勢10人に

   2015/06/05

「ノンノンノン」ハリル監督、海外組合宿で熱い指導
引用元:日刊スポーツ 6月4日(木)14時21分配信
www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1487183.html

国際親善試合イラク戦(11日、日産ス)と18年W杯ロシア大会アジア2次予選シンガポール戦(16日、埼玉)に臨む日本代表メンバー海外組合宿の午前練習が4日、千葉県内で行われた。

初日の1日から参加しているMF長谷部誠(31=フランクフルト)ら8選手は、ピッチの半分を10秒で走るダッシュを12本こなしたり、ペナルティーエリア内での3対3、左右のクロスに対する攻守の3対3などを実施した。

ハリルホジッチ監督(63)の指導も熱を帯び、フランス語で「ノンノンノンノン」と人さし指を激しく振って改めさせる場面も。DF酒井高徳(24=シュツットガルト)の左クロスに、ファーサイドのMF清武弘嗣(25=ハノーバー)が頭で合わせてゴールを決めると、拍手してピッチ上の練習を締めくくった。

前日3日に合流したFW岡崎慎司(29=マインツ)とDF長友佑都(28=インテルミラノ)は持久走や140~150メートルのダッシュに取り組んだ。初日参加組の8人は午後練習を免除され、ホテル内でマッサージなどを受ける。岡崎と長友は2人だけで午後練習を実施する予定だ。

規律重視のハリルジャパンに部活の匂い
引用元:デイリースポーツ 6月4日(木)11時0分配信
http://www.daily.co.jp/soccer/japan/2015/06/04/0008090963.shtml

6月1日から海外組のみで合宿を行っているサッカー日本代表。千葉県内の練習場では、チームを率いるバヒド・ハリルホジッチ監督の熱血指導が日々、続いている。サッカーの練習方法、メニューに関しては監督の個性が出る部分ではあるが、ハリルホジッチ監督の下で行われる練習の光景には、ある記憶が想起される。

FW大迫勇也(ケルン)が苦笑い混じりで代弁してくれた。「部活を思い出しましたね」。3月に行われた就任後初の合宿でも感じたが、指揮官の練習はとにかく一体感を大事にしている印象を受ける。練習前には、必ず監督を中心に円陣を組み、そこからランニングや“ブラジル体操”と呼ばれるウオーミングアップに移行する。今回の海外組合宿では、コンディション調整が主たる目的のため、走りのメニューも多い。フィジカル担当のモワンヌ・コーチの切れの良い笛の音に合わせて、時には苦しそうになるまで追い込む姿は、十数年前に高校の部活で体感した苦い記憶が脳裏に浮かんでくる。

もちろん、部活と言っても、そのメニューは緻密だ。心拍数を測定する機器を用いて、選手個々のコンディションを細かく把握。DF酒井高徳(シュツットガルト)が「数値を取ることはドイツでもあるが、そのデータを選手にもフィードバックするのはあんまり無いですね」と語るように、その数値を選手に伝えるなど存分に活用している。

4月の国内組の候補合宿や、今回もそうだがインサイドキックなどの基礎練習も行う。一見、日本代表選手に改めて教えるものなのかとも思ったが、ハリルホジッチ監督自ら手本を示し、かなり細かく指導を行う。合宿中の食事は決められた時間内にそれぞれが済ませるスタイルではなく「みんなそろっていただきます、という感じでやっています」(代表スタッフ)と規律ある行動が求められる。ミーティングを連日繰り返し、外出は基本的には禁止で、朝の散歩などは許可制。「監督はピッチ上だけでなく、食事会場での振る舞いなど、全部見ているなと思う」とはMF長谷部誠(E・フランクフルト)。そんな決まり事も、どこか部活動の匂いがする。

4月の候補合宿中には、DF槙野智章(浦和)がミーティングの前後に個人面談を受けたという。槙野は「いろいろ響くものがあった。監督に言われたことを所属クラブに帰ってもできるようにしていきたい」と充実の表情で振り返るが、威圧感のある指揮官に個人的に呼び出されるという話には、思わず高校時代には“恐怖の象徴”だった「体育教官室」への呼び出しを連想してしまった。

そんな部活の雰囲気が漂うハリルジャパンだが、選手からの評判は現在のところ上々だ。4月の候補合宿に参加したFW大久保嘉人(川崎)は「日本人にあっていると思うよ。日本人はやれと言われたことは忠実にやろうとする。自由にやれ、が一番苦手だから」。ミーティングでも日本代表の改善点を詳しく、時間をかけて選手に説明するなどしたが「自分たちがダメなところをかなり言われるが、それも自分たちが向上するために必要なことだからと理解できる」と選手たちも口をそろえるなど、指揮官の手法に理解を示している。

「私は負けることが大嫌い。モスクワ(18年のロシアW杯本大会)までは全勝で行きたい」。ハリルホジッチ監督の強烈なメッセージは、年始の風物詩である全国高校サッカー選手権大会の出身校が全国制覇を掲げている様子にも重なる。16日からは、W杯のアジア2次予選もスタートする。本大会までは約3年。ハリルジャパンの進化の過程に注目したい。

【日本代表特別レポート】海外組スペシャルトレーニングの中に見えるハリルホジッチの流儀
引用元:スポーツナビ 2015年6月4日 14時21分 配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawajiyoshiyuki/20150604-00046327/

全体合宿にさきがけスタートした海外組の特別合宿も4日目に入った。

6月4日の午前練習では前日合流の長友佑都と岡崎慎司がハートレートを使ったランニングメニューを消化し、初日からのメンバーは前半がフィジカル、後半はボールを使ったメニューで汗を流した。

「ハリルホジッチ式スペシャルトレーニング」の参加者は長谷部誠、吉田麻也、川島永嗣、大迫勇也、清武弘嗣、酒井宏樹、酒井高徳、原口元気の8人。ワンツー練習のあとに次の2つのメニューが行われた。

【1】ボランチ的なパスの出し手、守備側にGKを付けたゴール前の3対3

【2】サイドから縦に抉ってのクロス、守備側にGKを付けたゴール前の3対3

【1】はボランチを最初に長谷部、次に清武がつとめ、攻撃側の3人は大迫、原口、長谷部か清武、守備側は宏樹、高徳、吉田で3人をマンマークした。

3人が右、中央、左に並んだ状態から、ペナルティエリア手前のボランチが攻撃側の1人にクサビを入れ、その間に残る2人がマークを外してパスを受けてシュートを狙うのが基本型なのだが、ボランチに一度戻してもいい。

守備に応じて左足を使うのか右足を使うのか、どういう体の向きで受けるかというディテールにまでこだわり、ハリルホジッチ監督からも細かい指示が飛んでいた。

【2】の前半は右から宏樹のクロス、後半は左から高徳の順番で行い、ハリルホジッチ監督が縦に蹴ったボールに追い付き、なるべくノートラップでゴール前に上げる。

ゴール前の3対3は攻撃側が大迫、清武、原口で守備側が吉田、長谷部、高徳か宏樹で、その順番通りにマークしていた。クロスは状況を見ながらハイボールでもローボールでも、ニア狙いでもファー狙いでもいい。

攻撃側はクロスのタイミングに合わせ、なるべくマークが混乱する様にポジションを交差させながら動き、守備側がしっかり付いて対応するという攻防は見応えがあった。

一番鮮やかだったのはハリルホジッチ監督の縦パスに走り込んだ高徳がファーにクロスを上げると、一瞬マークをワイドに外した清武がファーで合わせ、川島からゴールを破ったシーンだ。

セットプレーではキッカーをつとめるか、カバーリングに回ることが多い清武だが、流れの中でゴール前に走り込んで合わせる形はブンデスリーガでも再三披露しており、1つの武器になってきそうだ。

またグラウンダークロスのリバウンドを大迫が強引に押し込むなど、様々なパターンからゴールを狙う攻撃陣に対し、マークする側はさらに厳しく対応する必要性を感じさせる内容だった。

【1】と【2】に共通していたのは守備側がボールを奪ったところで攻守が切り替わり、カウンターになるというシチュエーションを想定していたことだ。

例えば川島がボールをキャッチしたら、守備側はすぐ攻撃に転じ、パスの受け手として背後のスペース目掛け動き出す。川島はそこにスローで素早く出してもいいし、難しければさらに前方に立つボヌベイコーチにフィードしてもいい。

マーカーがボールを奪った時も同様だが、奪った方は素早く有効なカウンターを仕掛け、奪われた側はすぐ切り替えてプレッシャーをかけるというシチュエーションが繰り返される。それにより淀みない流れの中で集中力と切り替えの意識を高め、共有することができるのだ。

こうしたスペシャルトレーニング的なメニューは今後もバリエーションが増えていくはずだが、常に攻守の切り替わりを意識した要素を入れることで、特定のシチュエーションを訓練しながら、同時に試合に準じた感覚を養うことができる。

ザッケローニ監督やアギーレ監督の指導でもミニゲームの中でそうした要素は入っていたが、ここまで攻守の切り替えにこだわった指導はなかなかお目にかかれない。

金曜日には本田圭佑と香川真司が加わり、週明けにはいよいよ国内組が合流しての全体練習に移行してイラク戦に備えることになるが、今後の強化にさらなる期待を抱かせる午前練習だった。

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