ハリル合宿の濃密なトレーニング

 

ハリル監督もサインのサービス 日本代表、子供たちと練習後交流
引用元:サンケイスポーツ 2015.6.8 05:00 配信
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150608/jpn15060805000003-n1.html

サッカー・日本代表欧州組合宿(7日、千葉県内)千葉県内での合宿最終日は、午前練習終了後にサイン会を開催。3月の大分合宿と同じように整理券が配られ、先着46人の子供たちがピッチで選手たちと交流した。FW本田が登場すると「かっこいい」という声が上がり、本田も顔を緩めた。ハリル監督もサインのサービス。男の子が「メルシー」と言うと、日本語で「アリガトウ」と応えた。この日は午後だけでも2100人のファンが集まった。

ゴール奪う!香川、欧州CL決勝から刺激「結果を出さないと」
引用元:サンケイスポーツ 6月8日(月)7時0分配信
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150608/jpn15060805020002-n1.html

サッカー・日本代表欧州組合宿(7日、千葉県内)7日目も午前、午後の2部練習を実施。午後は初日から参加しているMF長谷部誠(31)=フランクフルト=らが宿舎でマッサージなどに時間を費やし、5日に合流したFW本田圭佑(28)=ACミラン、MF香川真司(26)=ドルトムント=の2人が、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)の下でドリブルなどのメニューをこなした。8日から神奈川県内に移動し、Jリーグ勢が合流する。

*続きはリンク先よりお読みください

ハリル監督 欧州組全選手と面談、勤勉さに感心「アフリカでは…」
引用元:スポニチアネックス 2015年6月8日 08:30 配信
www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/06/08/kiji/K20150608010502800.html

ハリルホジッチ監督が7日間の合宿中に欧州組全12選手と面談を行った。個人面談やポジション別の話し合いなどさまざまな形式を取り、自らのサッカー観などを熱弁。

一方的に伝えるだけでなく各選手の意見を吸い上げる柔軟性も見せた。霜田技術委員長は「監督は選手とできるだけ長く時間を共有したがっており、一通りの選手と面談をした」と説明。「シーズン終了後の合宿に勤勉に取り組んでいることを評価していた。“アフリカではこうはいかない”と喜んでいた」とアルジェリア監督時代と比較して感心していたという。

ハリル流白熱教室! 選手とともに汗流す指揮官、代表合宿に込められた意図とは?
引用元:フットボールチャンネル 6月8日(月)13時0分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/06/08/post91771/

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海外組中心となったここまでの代表合宿

日本代表は1日、11日の親善試合イラク戦と16日のW杯二次予選シンガポール戦に向けたメンバーを発表した。Jリーグが佳境を迎えている中、一足先に長谷部誠や吉田麻也ら海外組が国内合宿をスタートさせた。この合宿には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が込める思いが強く見て取れた。

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海外組のための7日間の合宿を終えた日本代表は、いよいよ国内組が合流して11日のイラク戦、16日のW杯二次予選シンガポール戦に向けた全体合宿がスタートする。

この7日間をおさらいすると、まずハートレートを使ったランニングメニューで選手の心拍数をチェックし、その後のトレーニングによって体力とコンディションを引き上げること。技術や判断にフォーカスした練習メニューでディテールの重要性を意識させることを目的としていた。

初日から長谷部誠、川島永嗣、吉田麻也、清武弘嗣、原口元気、酒井宏樹、酒井高徳、大迫勇也の8人が参加。そこから3日目に岡崎慎司と長友佑都、5日目に本田圭佑と香川真司が合流し、うまくグループ分けしながらメニューを消化していった。

初日組は木曜日の午後がメディカルチェック、日曜日の午後が休養に当てられたが、午前と午後を合わせ1週間で13回の練習は最大2時間におよんだが間延びが少なく、非常に集中力の高いトレーニングだった。

フィジカルからテクニカルまで様々なメニューが行われたが、興味深かったのが木曜午前と金曜午後のシチュエーションを想定した3対3、4対4の練習だ。木曜午前は途中合流の長友と岡崎がランニングメニューをこなしていたため、GK川島を入れた8人、金曜午後は2人が入り10人で行った。

木曜午前の3対3のメニューは以下の通りだ。

【1】ボランチ的なパサー、守備側にGKを付けたゴール前の3対3
【2】サイドから縦にえぐってのクロス、守備側にGKを付けたゴール前の3対3

2つのトレーニング、その意図とは?

【1】パサーを最初に長谷部、次に清武がつとめ、攻撃側の3人は大迫、原口、長谷部か清武、守備側は宏樹、高徳、吉田で3人をマークした。

3人が右、中央、左に並んだ状態からペナルティエリア手前のボランチが攻撃側の1人にクサビを入れ、その間に残る2人がマークを外してパスを受けてシュートを狙うのが基本型なのだが、パサーに一度戻してもいい。

守備に応じて左足を使うのか右足を使うのか、どういう体の向きで受けるかというディテールにまでこだわり、ハリルホジッチ監督からも細かい指示が飛んでいた。

【2】の前半は右から宏樹のクロス、後半は左から高徳の順番で行い、ハリルホジッチ監督が縦に蹴ったボールに追い付き、そこから素早くゴール前に上げる。

ゴール前の3対3は攻撃側が大迫、清武、原口で守備側が吉田、長谷部、高徳か宏樹でその順番通りにマークしていた。クロスは状況を見ながらハイボールでもローボールでも、ニア狙いでもファー狙いでもいい。

攻撃側はクロスのタイミングに合わせ、なるべくマークが混乱する様にポジションを交差させながら動き、守備側が柔軟に対応する。マーカーはしっかり付きながら、必要に応じて受け渡しを行う。

酒井高徳は「やっぱりしゃべることが大事」と語る。守備の原則を共有しながら、状況に応じてすぐに的確な連動をしていけなければ、一瞬の隙でやられてしまう。その意識は今後の練習でも厳格に求められていきそうだ。

共通テーマは「攻守の切り替え」

【1】と【2】に共通していたのは守備側がボールを奪ったところで攻守が切り替わり、カウンターになるというシチュエーションを想定していたことだ。

例えば川島がボールをキャッチしたら、守備側はすぐ攻撃に転じ、パスの受け手として背後のスペース目掛け動き出す。川島はそこにスローで素早く出してもいいし、難しければさらに前方に立つボヌベイコーチにフィードしてもいい。

マーカーがボールを奪った時も同様だが、奪った方は素早く有効なカウンターを仕掛け、奪われた側はすぐ切り替えてプレッシャーをかけるというシチュエーションが繰り返される。それにより淀みない流れの中で集中力と切り替えの意識を高め、共有することができるのだ。

6日午後は長友と岡崎が加わり4対4となったが、【1】のバージョンでは攻撃側と守備側で右から原口×長友、岡崎×吉田、大迫×高徳、清武×宏樹というマッチアップを作り、長谷部がパサーとして攻撃側にパスを入れていった。

その後、長谷部と清武が交代すると原口が左、大迫が右に移動し、岡崎と長谷部が中央で縦の関係を作るなど、バリエーションを付けながら攻撃と守備の基本を確認していた。

【2】の発展型となるクロスの4対4ではゴール前の3対3に加え、クロサーのマークを付ける形でバリエーションを付けていた。右で清武がクロスを上げる役となれば、そのマークを長友が行い、左で原口が上げればそこに宏樹が対応する。

要するにサイドバックではなくウィングがクロスを上げる時のシチュエーションとなっていたのだが、さらに長谷部が手前からゴール前に飛び出すという動きが加えられていた。

62歳ながら…。選手と一体となってトレーニングを行うハリルホジッチ監督

この合宿を通して感心させられたのはハリルホジッチ監督のバイタリティーだ。選手と一緒に途中まで走り、体幹メニューをこなし、さらにテクニカルなプレーを選手に実演してお手本を示す。

時にはパスの出し手になるなど、トレーニングで選手と汗を流しながら指導していくタイプの監督なのだが、とにかく良く動くのだ。そうしながら選手の細かいところまでチェックし、指示につなげていく。

監督には色んなやり方があり、どれが正解ということは無いのだが、62歳のハリルホジッチ監督が常に節制して体調管理をこころがけ、ランニングや体幹トレーニングを日課としている理由は健康を維持するだけでなく、選手と一体になって効果的なトレーニングを行っていくことも大きな目的であることがよく分かる合宿だった。

7日目の午前練習のあとには子供を対象にサイン会を行い、ハリルホジッチ監督も本田や香川と共に1人1人の子供にサインをした。そして午後には本田と香川が木曜日の午後に長友と岡崎が行ったのと同じテクニカルなスペシャルトレーニングをこなし、海外組の合宿は区切りを迎えた。

ここから国内組が合流し、どういう合宿になっていくのか。16日のシンガポール戦まで長丁場となるが、引き続きしっかり取材していきたい。

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