完勝の中でも気になる部分

 

長谷部、ハリルサッカーの浸透を感じつつも「意識し過ぎている部分もある」
引用元:ゲキサカ 6月12日(金)0時34分配信
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?164987-164987-fl

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[6.11 キリンチャレンジ杯 日本4-0イラク 日産ス]

キャプテンマークを巻くMF長谷部誠は、4-0の快勝に満足気な表情を見せつつも、冷静に試合を振り返った。

序盤から主導権を握った日本は、前半5分にMF柴崎岳(鹿島)の縦パスから抜け出したFW本田圭佑(ミラン)が決めて先制に成功。その後もボールを奪えば縦に速い攻撃で、イラクゴールを脅かし続ける。「良い形をいくつも作れましたし、特に前半は良かったと思う」と長谷部が振り返ったように、日本は前半だけで3点を記録して大量リードを奪った。

後半は「相手が少し出てきたというのもあった」ため、1点を追加するにとどまったが、「試合を通して言えばすごいポジティブなゲームだったと思います」と前向きに捉えている。

バヒド・ハリルホジッチの目指すサッカーが、チームに浸透していると感じている。「ボールを奪ってから裏を狙うということは、監督がしつこいくらいに言っているので、それを皆がやろうとしている」と語ったように、長谷部自身も鋭い縦パスで好機を演出した。しかし一方で、「ただ、逆にそれを意識し過ぎていて、縦に速くなり過ぎているところもあったので、プレッシャーの中で少し落ち着かせることも大事だと思う」と柔軟性が必要だと説いた。

長谷部、試合全体の出来は評価も「速くなり過ぎているところもある」
引用元:フットボールチャンネル 6月12日(金)7時30分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/06/12/post92401/

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【日本 4-0 イラク 国際親善試合】

4ゴールを奪い、無失点で終えた日本代表。長谷部誠は「試合通して言えば、すごくポジティブなゲームだった」と振り返る。

だが「突き詰めていけば、課題も多く出たか」と、キャプテンは反省点も口にした。それは主に守備面についてだ。

「前から行くところやブロックを作るところで、少し取りどころをうまく定められなかった。相手がロングボールを蹴ってきたのもあるんですけど、もう少しサイドにボールを追いやってそこで取れれば良かったと思います」

この日もタテに速い攻撃が見られた。これについては「1点目なんかもそうですけど、監督がしつこいくらいに言っている」と、選手たちの意識にも確実に浸透しているようだ。だが、「逆に速くなり過ぎているところもあるので、試合の中で少し落ち着かせるところも大事かなと思います」と、課題についても言及した。

W杯アジア2次予選では相手が自陣に引きこもり、日本がボールを持ち続ける展開も予想される。そうした試合でどのようなパフォーマンスを見せるかもポイントだろう。

イラク戦のMOMは先制点をアシストした柴崎…代表採点『俺ガゼッタ』
引用元:SOCCER KING 6月12日(金)13時7分配信
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150612/321529.html キリンチャレンジカップ 2015が11日に行われ、日本代表とイラク代表が対戦。日本は本田圭佑や槙野智章らが得点を決め、4-0で勝利した。

試合後、サッカーキングでは『俺ガゼッタ』と題し、出場選手をユーザーに10点満点で採点してもらい、各選手の寸評、総評、日本代表でその日一番活躍した選手を選出してもらった。

採点では、先制点をアシストするなど、好パスを幾度と無く披露した鹿島アントラーズのMF柴崎岳がチーム最高の「7.3」(最高点10、最低点1)を獲得し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。2位には先制ゴールを決めたミランの本田がランクイン。「6.9」と高評価を得ている。

また、「みんなの総評」では、「今までの日本のサッカーよりもレベルがいくつも上がってるような気がした。W杯が期待できてきた」、「前半のプレーを後半も継続出来れば、「2015年は、ひとつも負けない」が現実になると思う」と好意的なコメントがある一方で、「全体的に強化試合には程遠いものでした。もっとW杯を意識した相手とマッチメイクして欲しいし選手も意識して欲しい」と、より本番を意識した試合を望む声も多かった。

各選手の採点とユーザーからの主な寸評は以下のとおり。(※12日の12時現在。最高点10、最低点1)

■長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
採点:6.5(投票数:1272)
主な寸評
▽別格の安定と安心。よく周りを確認していて、ヒデを思い出す。
▽チームの要として、攻守に頑張っていた。彼の存在がチームを安定させている。
▽全体のバランスをとるプレーと巧みなボジショニング。

*他の選手の評価についてはリンク先をご覧ください

【日本対イラク戦/サッカーダイジェストの視点】快勝の裏にある不安。突き詰めるべき課題とは?
引用元:サッカーダイジェストWEB 2015年06月12日 配信
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=9608

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66分以降はゴール前で“エゴによる交通渋滞”も…。

決して弱小ではないが、決して強くもなかった。「アジアのベイル」ことアリ・アドナンを筆頭に主力数人を欠く“中途半端”なイラクにホームで圧勝したところで、どの程度の価値があったのだろうか。

もちろん日本だけのプレーで判断すれば、前半に中盤を支配した柴崎、冷静に先制点を決めた本田、持ち前のテクニックで決定機を演出した宇佐美ら、目を引く活躍をした選手は少なからずいた。チームとしても、3月シリーズに続き縦に速い攻撃を意図的に繰り出しており、ハリルイズムは確実に浸透しつつある印象を受けた。

しかし一方で、日本が主導権を握れたのは単にイラクの戦うスタンスが温すぎたからと、そんな見方もできた。例えば開始5分に先制した場面では、結果的にアシストする柴崎へのプレスも、得点する本田への警戒心もほとんどなかった。

この日のイラクはまさに「お客さん」で、16日から始まるワールドカップ・アジア2次予選に向けたスパーリングパートナーとしては不十分だった。

おそらく今回のアジア2次予選で、イラクのように中途半端にラインを上げてくるチームはないだろう。最終予選に勝ち上がるうえでは、ベタ引きする相手をどう攻略するかがひとつのポイントになるはずで、その意味でイラク戦はサンプルにならなかった。

幻滅させられたのは、なにもイラクのプレーぶりに対してだけではない。66分以降の日本の戦い方も酷かったと言える。

本田、香川、宇佐美に代わり、3人揃って途中出場した永井、原口、武藤がボールを持てば「俺が、俺が」と言わんばかりのアピール合戦。シュート0本に終わった大迫が試合後に「みんながみんなゴール前に入ってきて……。スペースがなかった。顔を出してパスをもらおうと思っても、良いスペースがありませんでした」と苦笑いしながら話したように、ゴール前では“エゴによる交通渋滞”が起きていたのだ。

親善試合、しかも3-0とリードすれば、アピールしたい気持ちは多少なりとも理解できる。とはいえ、彼らのアピール合戦は「チームこそスター」と明言しているハリルホジッチ監督のスタンスに合致するものではない。むしろ、チームプレーに背く行為のように映った。

このアピール合戦については見解が分かれるところだろう。ただ、見逃せなかったのは、85分に投入された直後の山口のプレー。エリア付近までドリブルで持ち込み、良いタイミングで最前線の大迫にスルーパスを送ったあのプレーこそ、“程良いエゴ”と“協調性”の両方がブレンドされたプレーではなかったか。

川島のパフォーマンスに説得力はなかった。

後半に限れば、守備の乱れも気になった。なかなか自分の間合いに持ち込めなかった右SBの酒井宏はどこか危なっかしく、GKの川島も相変わらず状況判断が甘い。ピンチが少ない試合でこそ求めたい安定感が、このふたりには欠けていた。

そもそも川島については、なぜ先発起用したのかという疑問がある。スタンダールでは昨年12月から定位置を失い、試合勘の欠如が指摘されていた彼は案の定とも言うべきか、60分になんでもないように見えたボールをパンチングミス。失点になっても不思議ではないピンチを招いた。

Jリーグではいずれもトップクラスのプレーを披露している西川、権田、東口を差し置いてまで川島のスタメンにこだわる理由はどこにあったのか。

ハリルホジッチ監督は今回メンバー発表の席で「クラブであまりプレーしていないのに選んだのは、彼よりパフォーマンスが良い選手を見つけられなかった」と説明しているが、イラク戦で判断するかぎり川島のプレーに説得力はなかった。いずれにしても、この親善試合を経て「欧州組だから優遇されるのか」という論争は加速しそうだ。

アジア予選を見据えると、4ゴールという収穫を喜ぶよりも守備面での不安解消に主眼を置くべきだろう。「突き詰めれば課題も出た。守備の局面では、ブロックを作るべきところで作れず、取りどころを定められなかった」という長谷部の見解は的を射ている。

アジアカップのUAE戦ではまさに取りどころが定まらず、不用意にカウンターを食らって失点。結局、その1点に苦しむ展開となり、PK負けを喫している。

同じ過ちを繰り返さないためにも、“相手軽視”のスタンスは捨てたい。この日のイラク戦でさえ、失点のピンチはあったのだ。油断すれば、6月16日のシンガポール戦ではカウンターから守備網を引き裂かれる恐れがある。

ワールドカップ予選は、あくまでワールドカップ予選。課題を突き詰めて、本番初戦に臨みたい。

【イラク戦会見】ハリルホジッチ監督「私が要求したことを、選手はしっかりこなしてくれた」
引用元:サッカーダイジェストWEB 2015年06月12日 配信
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=9595

「オフェンスの組立てを抜本的に変えた」

「みなさん、こんばんは。今日は良い試合ができました。スペクタクルな試合でした。そして選手はパフォーマンスとして、かなり速さを見せてくれました。もう少し得点が取れたかなと思いますが、選手にはブラボーと言いたいです。そして観客の皆さん、素晴らしい応援をしていただいてありがとうございます。

我々はこのような試合をどんどん続けていきたい。(今日の試合は)ワールドカップ予選のための素晴らしい準備になりました。大変満足しています。ただそうは言っても、ここで満足するのではなく、もっとこのチームは良くなります。向上させようとトライしていきたい。

選手は私が要求したことをしっかりとやってくれています。ディフェンス面に関しても、オフェンス面に関してもですね。そして、ハイレベルなアクションをしてくれました。ただもう少し強豪国のようなパフォーマンスを求めていきたいです」

――縦に出す判断を早くするということ、球際で奪うということに対して満足のいく出来でしたか。それとも物足りなかったのでしょうか?

「前にチームがやっていた方法を抜本的に変えました。特にオフェンス面の組立てですね。3人目、4人目の動き、それからワンタッチも要求しました。それに関しては良くやってくれたし、本当に満足しています。

3か月しかトレーニングをやっていませんが、かなり向上したと思います。相手はほぼシュートを打っていません。DFとGKのコミュニケーションが足りないことでピンチもありましたけども、ディフェンス面に関してはアグレッシブにいくこと、そしてオーガナイズ、そういったものがほぼ実現できたんじゃないでしょうか。

全員がポジティブなものを見せてくれました。彼らは本当に頑張れる、それを各選手が出してくれました。私は監督として非常に嬉しく思っています。ただ、ここで満足はしません。まだまだたくさんの伸びしろがあります。交代選手も良いプレーを見せてくれましたし、競争がかなり激しくなったと思っています」

――2点を取った20分過ぎまでは細かくパスをつなぎながら速い攻撃をし、その後はブロックを後ろに固定してカウンターで深さを多用するような攻撃に変わったように見えました。さらに後半に選手を代えてからは元の攻撃に戻しました。それぞれの局面でパフォーマンスに差があったように感じますが、どのように分析していますか?

「20分で2得点したというのはかなり素晴らしい。それを90分続けるというのは難しいですね。(欧州の選手は)リーグ戦が終わったばかりでかなり疲労があって、何人かの選手はほとんどトレーニングできない状態でした。ただこのリズムを保つのは大切です。

もう少し時間が必要でしょう。先ほど言ったように、確かに空白の時間もありました。少し慌てた状況ですね。少しやり過ぎという感じです。理想どおりには進みませんでした。タクティクスコントロールではいろんな話をしてきましたが、もう少し向上させなければいけない。

確かに後半も理想のリズムではなかったですね。最初の20分を次の20分も続けてほしいなと思いますが、かなりハイレベルな攻撃もありました。最後のところで少し慌ててフィニッシュまでいかなかった場面もありましたけど、全員が得点を取りたいと思いすぎてポジショニングが少し良くなく、効果的なセンタリングがなかった。センタリングに対しての良いポジション取りが少し欠けていました。

まだまだたくさんのことを修正しなければいけない。ただこのチームは今のところかなり大きな満足を与えてくれています。彼らと仕事をするのが本当に楽しいです。監督としても彼らの行動に本当に満足していますし、もっとできると思うので、もっと厳しくしたいなと思っています」

「今日はかなりテクニックを持った人を選んだ」

――3月の試合以降、合宿として全員が集まって戦術練習をしたのは1回だけだったと思います。なぜ監督の考えることがここまでピッチで表現できるようになったのでしょうか。

「今日のチームはかなりテクニックを持った人を選びました。彼らには動きながらのワンタッチ、ツータッチを要求しました。オフェンス面では7、8人が攻撃参加できるようにしました。特に両SBはかなり上がって、さらに柴崎とか香川、岡崎、本田、宇佐美らがしっかりボールを持って、さらにボールを持っていない時から、グラウンダーのボールを使えば、かなりハイレベルのプレーができるという証明をしました。

みなさんがトレーニングを見たかどうかは分かりませんが、かなり速いパス回しで、コンビネーションを練習しました。それに動きながらワンタッチ、ツータッチのプレーを何度も何度もしてきました。さらにサポーターが席を埋めてくれましたし、グラウンドが良いですし、これ以上なにが望めるでしょうか。

ジャーナリストの皆さんもしっかり分析していただいて、今日の試合でなにが起きたか見てほしいです。ただ3か月しか経っていないので、まだまだ私の理想からは程遠い。まだまだ十分に向上できたと私は思っていませんが、ただ多くのことができたと感じています。

メンタルの面では『アグレッシブに行け』と全員に言いました。まあ、オカ(岡崎)には言ってないですけども……オカはもう勝手に行きますから。そして彼らは喜んでやってくれました。

ブラジル・ワールドカップの後に彼らはデリケートな時間を過ごしたはずですが、私はそれを見てきたので抜本的にメンタル面を変えたいなと思いました。彼らを勇気づけることは続きます。もしかしたら、この先の試合で負けることもあるかもしれません。ただそういった負け試合でも、彼らの反応を見てみたいです」

――一人ひとりのやる気、自分でなにかしてやろうという気持ちはとても大事だと思いますが、そういったなかでのチームプレーをどのようにお考えでしょうか?

「個人の能力を組織に活かすというのが大事ですね。個人の能力を閉じるっていうのはやったことがありません。本田とか宇佐美とか(香川)真司など、彼らは能力がありますね、だからなにかを見せなければいけません。

ただチームとして機能を果たさなければいけない。ひとりだけのプレーでは駄目で、それを彼らは理解しないといけない。それがチームの力ですね。個人の力もあるし、能力を組織に活かすということです。それが強豪国への道だと思いますね。

そしてフィジカル的にもっといい準備をしたい。あと20パーセントは向上するのではないでしょうか。我々は世界で一番強いチームにはまだまだ程遠い。私がここにずっと残れるか、予選突破できるかはまだ全然分かりませんから、まだまだ焚きつけないでほしい。3年残れるかは様子を見て下さい。長い目で見ながら、チーム力を向上させていきたいと思っています」

ハリルが用意した“2つのチーム”。進化の鍵はチーム内の「敵」
引用元:フットボールチャンネル 2015年06月12日(Fri)11時10分配信 配信
http://www.footballchannel.jp/2015/06/12/post92463/

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2次予選用のテストは問題なし

ハリルホジッチ監督が「テクニックのある選手を選んだ」という先発メンバーは、攻撃して点をとって勝つための人選といえる。[4-2-3-1]の2ボランチに長谷部と柴崎、2列目に本田、香川、宇佐美、1トップに岡崎。最大限攻撃的な構成である。後半はこの6人を入れ替え、堅守速攻型のセットも試した。

先発のセットは10分間で2ゴール、前半で3-0として試合を決めた。個人技も連係も良く、ワールドカップ・アジア2次予選に不安のない仕上がりといえる。

もっとも2次予選突破にはもともと不安などない。相手のディフェンスラインの背後のスペースが狭くなる前に仕掛ける回数が増え、日本の特徴であるスピードが生きるようになっている。2次予選の相手は最初から引いてしまうかもしれないが、引かれたからといって点がとれなくなる心配はないだろう。

ボルシア・ドルトムント風の、錐で穴を空けるようなワンタッチ、ツータッチのパスを使っての突破には迫力があった。日本の攻撃力が2次予選で通用するのはわかっている。しかし、ワールドカップで対戦する相手にどこまで通用するのかはこの対戦相手ではわからない。

まだまだの堅守速攻セット

ブラジルW杯でアルジェリアを率いたハリルホジッチ監督は、2種類のチームを用意したといっていい。初戦のベルギー戦と最後のドイツ戦における守備重視のチームと、韓国戦、ロシア戦の攻撃型のチームだ。守備型→攻撃型、攻撃型→守備型とそれぞれ先発を5人入れ替えていた。

日本の立ち位置もアルジェリアに近い。つまり、必ず格上の強豪と対戦しなければならないが、点をとって勝たなければならない試合もある。同じメンバーでどちらにも対応できれば理想的だが、それはかなり難しい。

イラク戦での守備型セットは1トップに大迫、2列目に俊足の永井、原口、武藤。2ボランチには守備力のある山口と谷口だった。

こちらはまだまだ時間がかかりそうだ。単純なパスミスも散見され、イラクが前に出てきてスペースが十分あるわりには有効な攻め込みは少なかった。相手のミスをついて原口が1点を追加したものの、イラクの攻撃力があまりなかったこともあって肝心の守備力の評価はできない。こちらのセットを試すなら、もっと力のある相手とマッチメークしなければあまり意味がない。

キーワードは「競争」

ハリルホジッチ監督は「2015年の試合にすべて勝つ」と言っている。2次予選の相手をみるかぎり、それも驚くにはあたらない。

日本が2次予選の相手に負けるとすれば、油断かよほどの不運である。しかし、油断禁物といっても相手と力の差があればどうしてもプレーは緩くなりがちだ。それを防ぐにはチーム内に「敵」を作るしかない。

敵は言い過ぎかもしれないが、ポジション争いの競争力を上げることが重要だ。

幸か不幸か、本田と香川が以前ほど絶対的な存在ではなくなりつつある。チームの頭脳だった遠藤もいない。チーム内競争を激化させるには都合のいい状況になっている。

最大の課題はマッチメークだ。現在の日本が年内を全勝で終われるようなマッチメークでは大した強化にならない。おそらく監督の構想にあるだろう堅守速攻型のセットを磨く機会もない。チーム内だけでなく、対戦相手との競争のレベルを上げなくてはならない。

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の二十二「ボランチの本質」
引用元:SOCCER DIGEST Web 6月12日(金)11時30分配信
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=9599

ポジションを留守にせず、攻守のバランスを取るべき。

ボランチ。

この用語を知っていると、「サッカーを日常的に見ている」と判別しうる言葉のひとつかもしれない。

言うまでもないが、もちろん用語を知らなくても「サッカーを知っている人」はいる。そもそも、ボランチはポルトガル語のハンドルに由来し、チームの動きを操るという意味だが、世界共通語ではない。英語ではセンターハーフ、ディフェンシブハーフ、スペイン語ではメディオ、ピボーテなどが相当するが、これらは類語に過ぎないのだ。

とは言え、曖昧ながらもボランチというポジションに求められる仕事は、各国で共通点がある。

「チームのバランスを取る」

手段は違っても、その目的は違わない。

ピッチの中央に陣取るボランチは、テンポ良くパスを裁いて攻撃のリズムを生み出すこともあれば、相手の攻撃の芽を鋭い出足で摘み、スペースを消し、守備を安定させることもある。攻撃であれ、守備であれ、その支柱的な役割となる。

先頃のチャンピオンズ・リーグ決勝戦で同じピッチに立ったシャビ・エルナンデス(バルセロナ)、アンドレア・ピルロ(ユベントス)は中盤でプレーを創り出すタイプだ。ブレーズ・マテュイディ(パリSG)、ポール・ポグバ(ユベントス)、ラミレス(チェルシー)らはオールコートで動き回って自軍に活力を与え、ナイジェル・デ・ヨング(ACミラン)のように最終ラインの防波堤となる選手もいる。

それぞれ仕事の内容は異なるが、攻撃と守備におけるバランスを取っているのは同じだろう。
「ボランチはポジションを留守にするな!」

これは欧州でも南米でも、しばしば聞かれる訓戒だ。「常に味方が求める場所にポジションを取り、サポートし、カバーする。不用意には動かず、いるべき場所を留守にするな」という教えである。

攻撃の時、ボランチは両サイド、前線の選手、バックラインとの連係を心がけ、常にパスコースを作り、選択肢を広げる。守備の際には、陣形が綻んでいないかを注意し、例えば右SBが駆け上がった場合は、右ボランチがカバーする。ポジションは流動的な部分もあるが、基本的には中央でバランサーとしてチームの舵を取る。もし軽率に中央のスペースを敵に渡した場合、味方は一気に危機に陥るからだ。

そのため、ボランチには欠かせない素養がある。

気が利くこと。

簡単そうで、この能力に恵まれている選手は希有であり、持っていてもしくじることもある。

慢性的なCB不足の日本で、ボランチは生命線となる存在。

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、ウズベキスタン戦で先発させた今野泰幸を前半で交代させている。今野は基本的な守備能力が高い選手だが、「気が利く」という点で指揮官は不満を持った。相手が2トップでバックラインが押し込まれていた時、ボランチの今野は自らの判断でわずかにポジションをずらし、CBと近い距離を保ち、守備の補強をすることができなかったという(結局、ハリルホジッチは後半からバックラインの前にCBの水本裕貴を送り込んだ)。

日本代表が世界の列強と戦う時、ボランチには守備のバランスを重視した仕事が求められるかもしれない。

日本サッカーは慢性的にCBの人材を欠いている。南アフリカ・ワールドカップを戦った中澤佑二と田中マルクス闘莉王のセットは過去最強のコンビと言えるが、彼らにしても世界のトッププレーヤーと比較した場合、「裏に抜けられるとスピードに脆い」など短所がはっきりしていた。岡田武史監督はその不足を補うため、阿部勇樹をアンカーに置いて守備のバランスが崩れるのを防いだ。

どんな戦術であれ、ボランチは生命線となる。

アルベルト・ザッケローニ監督が率いた代表がブラジル・ワールドカップで一敗地にまみれたのも、頼みにしていた長谷部誠と遠藤保仁の2ボランチがコンディションを維持できなかったことが最大の要因だろう。当時の日本代表が成果を上げていた試合では、このふたりが巧みに攻守のバランスを取っていた。それが失われてしまった時、チームは必然的に機能性を低下させてしまったのである。

ボランチが機能しているチームは、百戦して百戦危うからずや。

来季のDFBポカール1回戦組み合わせが決定…日本人対決はなし
引用元:SoccerKing 2015年6月12日 13時15分 配信
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150612/321732.html

DFB(ドイツサッカー連盟)は10日、2015-2016シーズンのDFBポカール1回戦の組み合わせを発表した。

MF香川真司とMF丸岡満の所属するドルトムントはケムニッツァー(3部)と対戦。FW岡崎慎司が所属し、FW武藤嘉紀の加入が決まっているマインツはコットブスとの対戦が決まっている。

2014-2015シーズンに同大会チャンピオンに輝いたヴォルフスブルクはシュトゥットガルト・キッカーズと、ブンデスリーガ王者のバイエルンはネッティンゲンと対戦する。

■DFBポカール1回戦組み合わせ

ブレーマーSV vs フランクフルト(長谷部誠、乾貴士)

*他の日本人選手の組み合わせについてはリンク先よりお読みください

イラク戦完勝の代表が埼玉移動
引用元:デイリースポーツ 2015年6月12日 配信
http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2015/06/12/0008117575.shtml

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「W杯アジア2次予選 日本-シンガポール」(16日・埼玉)

サッカー日本代表は12日、親善試合・イラク戦の4-0から一夜明けてW杯予選を行う埼玉へと移動。同シンガポール戦に向けて、同日午後にさいたま市内で練習を行った。

イラク戦に先発出場した11人は、疲労回復を目的とした軽めのメニューで調整。前日のサブ組はミニゲームやシュート練習などを行った。

ミニゲームでは、タッチ数を制限した中で速いパス回しと速い守備を求めた強度の高い練習。シュート練習では、左右両足で打つ練習を課した。DF太田宏介(FC東京)は「利き足とは逆のシュートも求められる。楽しいですね」と語った。

本田らスタメン組はシンガポール戦へ軽め調整
引用元:日刊スポーツ 2015年6月12日20時54分 配信
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1491407.html

18年W杯ロシア大会のアジア2次予選シンガポール戦(16日、埼玉)に臨む日本代表が12日、さいたま市内で約2時間の練習を行った。

4-0で快勝した11日の国際親善試合イラク戦(日産ス)に出場したFW本田圭佑ら主力はランニング中心の軽めの調整。同戦に先発しなかったメンバーは、ミニゲームなどバヒド・ハリルホジッチ監督(63)の指導のもと、ハードなメニューをこなした。

本田ら主力は練習後、移動バスの後方のエリアまで足を運びファンの求めに応じ丁寧にサインや写真撮影をした。ハリルホジッチ監督も、ファンサービスに時間を割いた。

日本代表 W杯2次予選の地で練習
引用元:NHKニュース 6月12日 21時47分 配信
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150612/k10010113001000.html

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*リンク先に動画あります

サッカー日本代表は、昨夜イラクとの強化試合を行った横浜市から4日後にワールドカップのアジア2次予選を戦うさいたま市に移動し、予選に向けて再び調整に入りました。
日本代表は、11日夜、イラクとの強化試合に4対0で快勝し、4日後に行われるワールドカップロシア大会、アジア2次予選の初戦、シンガポールとの一戦に弾みをつけました。勝利から一夜明けた日本代表は、12日、試合が行われるさいたま市内に移動し、予選に向けての調整に入りました。
イラク戦で先制ゴールを決めた本田圭佑選手や何度も攻撃の起点となった柴崎岳選手ら11日夜の試合で先発出場した選手たちはリラックスした様子で、20分余りのランニングとストレッチなど、軽めのメニューで終えました。
ほかの選手たちはハリルホジッチ監督が就任以来、求め続けている素早いパスやパスを受けてから出すまで、ボールに触る回数を制限した試合形式の練習など、1時間半ほどトレーニングを行いました。このうちイラク戦で途中出場し、代表デビューを果たしたミッドフィールダーの谷口彰悟選手は、持ち味の正確で素早いパスを何度も見せていました。

*続きはリンク先よりお読みください

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