フランクフルト動向

   2015/06/24

ブンデス日本人所属クラブの補強動向|フランクフルト編「新監督は乾の残留を示唆」
引用元:サッカーダイジェストWEB 2015年06月23日 配信
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=9813

現実味を帯びてきたのは守護神トラップの退団だ。

フランクフルト
2014-15シーズン成績 9位(11勝10分け13敗/56得点・62失点)

わずか1シーズンで辞任したシャーフに代わり、新たに監督のポストに収まったのは11-12シーズンから3年に渡ってチームを率いていたフェー。

昨シーズンはシュツットガルトで思うような成績を収められず、途中解任の憂き目に遭っていた指導者だ。その指導力に疑問符は付くが、フランクフルト首脳陣からの評価は依然として高い。

長谷部にとってはヴォルフスブルクに所属した09-10シーズン、乾にとっては1年ぶりの“再会”となる。

ちなみに、前者はヴォルフスブルク時代に4-3-1-2システムの右インサイドハーフとして起用されるケースが多かったが、現在のフェーは4-2-3-1システムを重用しているだけに、2ボランチの一角を任される可能性が高いだろう。

強化の方向性は当然ながら、フェーの意向に大きく左右されることになる。ヴォルフスブルクでバックアッパーに甘んじている右サイドバックのユンク、同じくホッフェンハイムで不動の地位を築けていないセントラルMFのシュベクラーら、新監督がかつて指導した愛弟子たちの復帰説が浮上しているのは偶然ではない。

一方で、現実味を帯びてきたのが守護神トラップの退団だ。パリSGへの移籍が有力視されており、フランクフルトはすでに後釜たりえる実力者のリンドナーを獲得している。

同じく新戦力で、フェー就任前に入団が決まっていたライナルツはCBにも対応できる守備力と、足下の技術を兼備したセントラルMF。長谷部と強力な2ボランチを形成するかもしれない。退団説がある乾に関しては、ひとまずフェーが残留の可能性を示唆している。

≪今オフの移籍≫
[IN]
GKリンドナー(←オーストリア・ウィーン=AUT)
MFライナルツ(←レバークーゼン)
FWカドレツ(←スパルタ・プラハ=CZE)◆
[OUT]
GKヴィードバルト(→ブレーメン)
MFピアゾン(→チェルシー=ENG)◆
◆=レンタルバック

福田正博が提言「ハリルホジッチ監督にオススメのアジア対策」
引用元:webスポルティーバ 6月23日(火)14時0分配信
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2015/06/23/post_916/

nihondaihyo20150623

日本代表のW杯アジア2次予選の初戦、シンガポールとの試合は0-0。ヴァヒド・ハリルホジッチ監督が指導するトレーニングの成果と、「言われたことを忠実に実行する」という日本人のメンタリティが、悪い方向へ色濃く出てしまったと思う。

ハリルホジッチ監督が就任後最初に手をつけたのが、「縦に速く」という意識を選手に植えつけることだった。それ以前の日本代表は「パスをつなぐ」ということの優先順位が高くなりがちだったため、ゴールを奪うために「縦に速く」というシンプルな考え方への修正に取り組んできたわけだ。

さらに、就任から短期間にもかかわらず、規律を非常に重んじることで選手たちへの意識づけを徹底することができた。だからこそ、親善試合では結果を残すことができたし、それは「世界のスタンダードなサッカー」へ近づくための取り組みとして間違ってはいない。

だが、就任してからの時間が少なかったこともあって、日本人選手特有のメンタリティや、日本サッカーがアジアで置かれている状況に対して、ハリルホジッチ監督の理解がまだ不足している部分もあるように感じた。

シンガポール戦の日本代表は「縦へ、縦へ」の意識が強く、その結果、攻撃が中央からの一本調子になった。もちろん、攻撃の優先順位として、最初に縦を意識するのは間違いではない。だが、ゴール前に人数をかけて守備ブロックを形成している相手に対しては、サイドを使いながら揺さぶりをかけなくては、そうそう崩せるものではない。

にもかかわらず、試合中は前線両サイドの本田圭佑、宇佐美貴史も中央に入り、相手DFもゴール前に集結する状況で、サイドから相手の守備ブロックを広げようとする攻撃はほとんど見られなかった。

試合後、ハリルホジッチ監督は「サイドからの攻撃を指示した」という主旨のコメントを残し、選手も「組織だったブロックで守る相手には、攻撃のバリエーションを持たせることが大事」と自覚していたようだ。だが、長谷部誠のほか、過去にW杯予選でゴール前を固めるアジア勢との戦いを何度も経験した選手がいたにもかかわらず、臨機応変なプレーをすることができなかった。

これまで数多くの外国人監督と仕事をしてきた私自身の経験から思うに、外国人監督が日本人選手を初めて指導する場合、試合中に指示を出しても選手がそれを表現できないケースが多い。

「縦に速く!」と練習で徹底指導されると、ほとんどの日本人選手はそれを忠実に守る。同時に、言われたことにとらわれすぎて自由奔放さを欠いてしまう傾向が、欧州や南米の選手よりも強い。

だからこそ、言葉の壁がある外国人指導者はそうした日本人の気質をふまえて、明確な形で選手たちに意図を伝える工夫が必要になる。たとえばシンガポール戦なら、「サイドから攻めろ」という指示だけではなく、3バックに変更して両サイドバックを高い位置に押し出すか、サイドアタッカーを両サイドのライン際ギリギリに配置して、「サイドから揺さぶる」という監督の意図をより明確に伝えるべきだったと思う。

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