黒猫流ゲーフラの描き方! – 実践編

   2015/05/19

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絵具編に続き、ここでは実践…つまり実際の塗り方についてご紹介します。

ただ、黒猫流とか煽っている割には大した事はしません。紹介する方法は、水彩画の時に学ぶことが多い、絵を描く人にはかなりメジャーな技法です。難しい事はほとんどありません。誰にでも実践しやすい方法だと思います。

一手間で、見栄えをちょっと綺麗にしちゃいましょう。

塗り方の説明の前に

まずは土台となる日章旗の説明をしておきます。

この日章旗は市販品で、布部分は綿100%になります。日の丸の赤い部分は、しっかりと色が乗っている為、絵具を厚塗りにしないと、赤が透けてしまう可能性が高いです。

問題としてはまず、旗の素材から絵具が弾かれる可能性が無いけれど、滲む可能性が大いにあります。
なのでここでは「出来るだけ滲まない様に」塗る事が大事だと判断しました。

それともう一つ、塗る範囲が広い為に間違いなく色ムラになります。かといって、ムラにならない様に厚めに塗ると今度は、塗った絵具が剥がれてくる可能性があるのです。特に、元々日の丸が描かれている赤い部分は上に乗せた絵具が剥がれやすくなるので、この部分は「赤い色が見えない程度に厚塗り」で「剥がれやすくならない程度に薄塗り」にしなければなりません。

‐塗り方考察‐

ポイントは2点です。

  • にじまない様に
  • ムラにならない様に

今回は、この2点を(なるべく)防ぐ塗り方を紹介します。
なお、見本画像はあくまでイメージですw

1・下書き

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ネオカラーは下の色を覆う力が比較的強い絵具ですので、下書きの線を薄くする必要はさほどありません。なので、きっちりエッジを描ける様に「ボールペン」で書きました。(↑見本では赤ですが、実際は黒ですw)

布用鉛筆や縫製用チャコでも良かったのですが、何せ大きく書かなければならないので、書き慣れていて、書く速度の早いボールペンを選びました。なお、マジックは滲む可能性を考えて選択外です。

絵具の関係で、どうしても下地が見えやすくなる場合は、本塗りと同色で下書きを行うとちょっとだけ抑えられます。

2・縁取り

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全体をいきなり塗る前に、まずは絵具で縁取りをします。

縁取りをする理由としてはまず、集中力の低下を抑える事です。行程として段階を設ける事で、だらだら作業にさせない狙いがあります。
もう一つは、次の作業の「防波堤」を作る事です。理由は次の行程でわかりますが、この防波堤作りが色ムラを作らない為の有効な手段になります。

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縁取りで注意するポイントは「水を加え過ぎない」事です。

そのままでは塗りにくい場合、絵具に水を加えて伸びやすくしますが、水を入れ過ぎると、滲みの原因になります。、なので、出来るだけ水は加えずに塗ります。

また、縁取りの幅ですが、今回は1~2㎝にしました。幅については描く模様との相談ですが、あまり幅を狭くすると、次の行程の効果を弱める可能性もあるので、気持ち広めで良いかと思います。

ポイントですが、次の行程に移る前に、出来るだけこの縁取りを乾かす事です。

出来れば完全に乾くまで放置するのが良いですが、時間がない場合はドライヤーを使用するのもアリです。
ただしその場合は、急激に乾かし過ぎないでください。厚塗り加減によってはひび割れが発生してしまいます。
また、風圧で絵具がよれる可能性もあるのでドライヤーの吹き出し口を近づけ過ぎない様にしてください。

3・水塗り

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本塗りする部分を、予め水で濡らしておきます
もちろん、べっちゃべちゃにする必要はありません。絵具を塗るのと同じように、水を塗るだけ。

この、水塗りの行程の為に、前行程の縁取りという防波堤が大事になるんです。

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ただ、どんなに頑張って水塗りをしても、本塗りの前に乾いてしまったら意味がありません。
このゲーフラの様に、塗る範囲がけっこう広い場合は、更に分けて塗るのが良いと思います。その際、防波堤の縁取りを途中で作る必要はありません。

4・本塗り

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最後に、水塗りで湿っている部分に絵具を塗っていきます

ここで、更に色ムラにならない様にする為に気を付けたいのは、加える水の量を一定にする事です。

何色も使い分けたり、今回の様に一度で塗り終わらない場合は、絵具に対して加水する回数が増えていきますが、これをなるべく同じにする事で、場所によるムラが避けられます。

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また、塗る時の筆の速度を一定にさせる事でも色ムラを減らせます。

塗りやすい広い面は、どうしても筆の速度が上がりがちです。そうなると、塗りにくい部分との絵具の厚みが変わってしまいます。また、集中力は作業を続ければ続けるほど削がれるものです。以上2点から、塗りにくい場所を先に塗り、塗りやすい場所を後で塗る方が、塗り方が安定しやすいです。

縁取りと水塗りについて

水塗りの最大の目的は「色ムラの低減」です。

予め下地部分を濡らしておくことによって、本塗りで塗られる絵具の「均一化」を起こさせます。この「滲み」作用によって絵具を平均に均すわけです。

しかしここで一つの問題が発生します。水塗りが予定外のところまで広がる事です。

そこで重要なのが縁取りです。ここで使用している絵具は、乾くと耐水性になる物です。この作用を利用し、水塗りが広がらない様に防波堤にするんです。

また、この縁取りと本塗りの行程を分ける事で滲みを使って色ムラを少なく塗る事と、滲ませない様に文字又は絵をを描く事の、反する状況を両立させる事が出来ます。

重要なポイントは

  • 縁取りはしっかり乾かす。
  • 水塗りが乾ききらないうちに本塗りをする

という事です。

 

以上が「黒猫流・ゲーフラの描き方!」です。

今回は「描き方」だけに注目して纏めてみました。
他にも色ムラ回避方法はたくさんありますし、もっと簡単な色の塗り方も様々に存在します。そのあたりは、ぜひぜひご自身の手で開拓してみてくださいね!

それでは楽しいサッカー観戦ライフを!

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