臨機応変さ

   2015/09/16

選手に動揺なし、長谷部「サッカーに集中するのは当たり前」
引用元:ゲキサカ 2015年1月15日 21時22分 配信
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?155663-155663-fl

選手に動揺はない。日本代表のハビエル・アギーレ監督らを対象とした八百長疑惑の告発が受理されたとの報道を受け、16日のイラク戦に向けた公式練習後のミックスゾーンでは選手にもこの問題に関する質問が相次いだ。
「昨日の練習後にバスでだれかが言っているのを聞いた」と、前日14日の練習後に報道を知ったというMF長谷部誠(フランクフルト)はこの日昼に霜田正浩技術委員長から「大会前と変わらず、今はアジア杯に集中してやっていこう。チームは一つになっているし、この大会に集中してほしい」と言われたことを明かした。
「特に真新しいことはなかった。もともと大会中に(告発が)受理される可能性が高いとは聞いていたし、特に昨日のことで大きな変化はなかった」。そう冷静に受け止めるキャプテンは「自分たちはプロのサッカー選手として、国を背負って、ここに来ている。サッカーに集中するのは選手として最低限だし、当たり前」と、プレーへの影響を否定した。
DF吉田麻也(サウサンプトン)も「個人的にはあまり気にしてない」と淡々と話すと、「こういう場(取材エリア)でもチームのことを答えたい。悪意ある記事も見たくないし、試合に勝って、いい記事を見たい」と、過熱する報道に苦言を呈した。
選手たちは目の前の試合、大会に集中している。DF長友佑都(インテル)は「一緒に戦う仲間を信頼できないで、試合に勝つことはできない」と、指揮官への信頼を強調すると、「外ではいろいろざわついているかもしれないけど、僕らは至って冷静。笑いながら『ざわざわしているね』と話している」と、チーム内の様子を語った。
「選手は団結している。こういうのを吹き飛ばすのは結果しかないと思うので、結果を出さないといけないということだけ」。選手はピッチ上のプレーに集中し、勝利という結果を出し続けるだけだ。

アギーレ監督の告発受理報道も、主将長谷部「選手に特に変化はない」
引用元:SOCCER KING 1月15日(木)23時19分配信
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150115/271613.html

アジアカップを戦う日本代表は15日、イラク代表戦を前にブリスベンで前日練習を行った。練習後、フランクフルト所属のMF長谷部誠が記者団の取材に応えている。
スペイン紙『マルカ』が14日に、バレンシア裁判所が当時のチームを率いていたハビエル・アギーレ監督を含む41名とサラゴサに対する告発を受理したと報じた。これについて問われた長谷部は「チームの雰囲気に変わりはないです」と、選手たちの様子を明かした。
最初にアギーレ監督の問題が浮上した際に行った、選手だけのミーティングも今回は行っていないとして、「何か選手の中で変化があったら、そういうのは必要かもしれないですけど、今のところそういうのはまったくないので」と、選手に動揺が広がるような状況ではないと答えた。
日本代表のキャプテンに再び就いたことには「ワールドカップが終わって、いろいろ思うところはありました」と、まとめ役の難しさを語り「(自分がキャプテンから降りることで)チームに変化を与えることも重要かなと思っていました」と、一人苦悩していたことを告白。
アギーレ監督の八百長問題に揺れる中で主将を務めることには「こういう状況なら誰がなっても同じだと思いますけど(笑)」と謙遜したが、「ただ、このことが昨日報道されても、選手に特に変化はないので、僕も特にやるべきことはないかな」と、今のところ静観する姿勢を見せている。
渦中のアギーレ監督についても「監督は、日本での合宿が始まる前にみんなの前で話して、今後はこの話はしないということですね」と述べ、大会期間中は問題については触れないことを予想した。

長谷部、サッカーに集中することを強調「国を背負って来ている」
引用元:サンスポ 2015.1.15 22:00 配信
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150115/jpn15011522000015-n1.html

アギーレ監督の八百長疑惑問題で告発が受理されたとの報道は、イラク戦に臨むチームに影響を与えることも懸念される。ただ、主将の長谷部(アイントラハト・フランクフルト)は「プロ選手として国を背負って来ている。サッカーに集中するのは当たり前」と強調した。
選手の多くは14日の練習後に報道を知ったという。長谷部は「もともと大会中に受理の可能性があると言われていた。選手間にも大きな変化はない」と動揺を否定した。
日本サッカー協会の霜田強化担当技術委員長は15日の昼食後に選手、スタッフの前で「現場はアジア杯に勝つことに集中しよう」と呼びかけた。吉田(サウサンプトン)は「僕らには勝ってポジティブなニュースを届けることしかできない」と語った。

長谷部「チームの雰囲気に変わりはない」イラク戦前日、選手コメント

引用元:スポーツナビ 2015年1月15日 22:15 配信
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/japan/2015/columndtl/201501150008-spnavi

サッカー日本代表は16日、オーストラリアのブリスベンで行われるAFCアジアカップの第2戦、イラク戦に臨む。試合を翌日に控えた15日、会場となるブリスベン・スタジアムでの練習を終えた選手たちが取材に応じた。
ハビエル・アギーレ監督の八百長疑惑についての告発が受理されたとの報道を受けて、コメントを求められたキャプテンの長谷部誠は「チームの雰囲気に変わりはない」と、その影響を真っ向から否定。「こういうシチュエーションになっても、変わらずやるというのは話していた」と平常心で試合に臨むことを強調していた。

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)

「選手に特に変化はない」
(告発が受理されたことを受けて)チームの雰囲気に変わりはないです。(選手だけでミーティングをしようとか)そういう感じはまったくないですね。何か選手の中で変化があったら必要かもしれないですけど、今のところまったくないので。(この状況で再びキャプテンになって)それに関してはワールドカップが終わっていろいろ思うところはありました。(自分がキャプテンから降りることで)チームに変化を与えることも重要かなと思っていました。でも、こういう状況なら誰がなっても同じだと思いますけど(笑)。
ただ、このことが昨日報道されても、選手に特に変化はないので、僕も(キャプテンとして)特にやるべきことはないかなと。監督は、日本での合宿が始まる前にみんなの前で話して、今後はこの話はしないということで。経験がある選手が多いので、そういうところでどっしり構えていれば、若い選手はそれを見ている。ただ経験があると言っても、僕自身もこういうシチュエーションは初めてなので、他の選手と雑談レベルで話はしました。(受理される)可能性は前から言われていたことなので、それについても日本にいるときから話していました。こういうシチュエーションになっても、変わらずやるというのは話していたことなので。

(略)

*他の選手のコメントはリンク先でご覧ください

長谷部が語る試合中の“臨機応変さ”の必要性。イラク戦は質の高い勝利を誓う
引用元:フットボールチャンネル 1月15日(木)22時42分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/01/15/post66378/

日本代表は15日、イラクとのアジア杯グループステージ第2戦へ向けた前日練習を行った。
MF長谷部誠は、この日のトレーニングについて「ゲーム形式でセットプレーなどを確認した」と説明。パレスチナとの初戦から中3日での試合のため、この間は「まず回復を優先した」と語った。
そのパレスチナ戦では4-0と勝利を収めたものの、選手たちは口を揃えて内容への不満を述べていた。
それだけに、「改めて、明日の試合ではパレスチナ戦の良くなかったところを改善できれば」と、よりチームとして質の高い内容での勝利を誓った。
クオリティーの高い試合とするためにも、試合中には臨機応変な対応力が不可欠となる。
そのため、長谷部は「アギーレ監督はピッチの中でうまくいってなかったら自分たちで変化を加えていいと常に言っている」とした上で、「自分たちがどれだけ試合中に考えて、良い方向へ持っていくか。それは明日に限らずやっていきたい」と意欲を示した。

長谷部 イラクのスピードを警戒「若い世代多くパスも回してくる」
引用元:スポニチアネックス 2015年1月15日 05:30 配信
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/01/15/kiji/K20150115009629780.html

日本代表MF長谷部は対戦相手のイラクに警戒を強めた。「フィジカルを前面に押し出してくる中東スタイルではなく、サイドにも速い選手がいるし、パスも回してくる」と分析。「とにかく若い選手が多いチーム。90年代に生まれた選手がほとんどで、若い世代で結果を残している」と指摘した。
またパレスチナとの初戦を振り返りながら、次戦に向け「後半は真ん中、真ん中に行きすぎた。もう少しサイドから良い形を出さないと」と課題を挙げていた。

日本に思わぬ“難敵”。アジア杯イラク戦はピッチが劣悪? 不満漏らす豪州選手も
引用元:フットボールチャンネル 2015年01月15日(木)6時30分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/01/15/post66175/

日本代表は16日にオーストラリア・ブリスベンでイラク代表と対戦する。アジアカップ・グループステージ突破をかけた大事な試合で思わぬ敵がアギーレジャパンの前に立ちはだかるかもしれない。
それは試合会場となるブリスベンのスタジアム。実は、ピッチコンディションがあまり良くない。亜熱帯に位置し、雨の多い地域であることも理由に挙げられる。
13日、シドニーでオマーンを下したオーストラリア。試合後、同国のトミー・オアーはこのスタジアムについて質問がおよぶと、「かなり酷い。注意を払う必要がある」と回答。同選手はかつてこのスタジアムを本拠地とするブリスベン・ロアーに在籍していた。
オーストラリアはアンジ・ポスタコグルー監督が就任して以降、ショートパスでつなぐスタイルも取り入れている。グループステージ第3戦はブリスベンで戦うため、ピッチコンディションは気になるところだったのだろう。
同スタジアムでは14日に中国対ウズベキスタンが行われたが、グラウンダーのパスはスピードが殺され、ロングボールはバウンドが伸びる印象だった。芝がはげている場所もいくつかあった。
2試合続けてブリスベンで試合を行った中国のアラン・ペレン監督は「前回よりピッチコンディションは良くなっているか?」との質問に「別に。全く変わっていない」と素っ気なく回答。満足していない様子だった。
ただ、“劣悪”とは言い切れない要素もある。ピッチに最も近い位置にいるカメラマンによれば、「日本のよりも芝が太い印象。水はけは非常に優れている。そのためではないか」と語る。突然の雨でも水たまりができる事態は避けられそうだ。
果たしてこのピッチコンディションは、日本にとって吉と出るのか、凶と出るのか。得意のショートパスでのパスワークが制限されてしまう可能性は限りなく高い。グループ最大の難敵・イラクを前に思わぬ敵にも対処しなくてはならなくなった。

選手警戒…体調不良続出の韓国と同宿
引用元:デイリースポーツ 2015年1月15日 配信
http://www.daily.co.jp/soccer/2015/01/15/0007658993.shtml

「アジア杯・1次L、日本-イラク」(16日、ブリスベン)
アジア杯連覇を目指すサッカー日本代表は14日、1次リーグD組第2戦のイラク戦(16日・ブリスベン)に向けて試合会場近郊で冒頭15分間を除いた非公開練習を行った。
ブリスベンでは長年のライバルである韓国と同じホテルに宿泊することになった。日本対イラク戦の翌日に韓国はオーストラリアとの第3戦が行われるため、この日キャンベラから移動してきた。韓国代表は体調不良者が続出中。FW孫興民や、FW岡崎のマインツの同僚でもあるMF具滋哲も発熱している。岡崎はホテル内で具と遭遇したが「近寄るな」と厳しく接したという。

日本代表 イラク戦へ会場で調整
引用元:NHKニュース 1月15日 21時12分 配信
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150115/k10014716511000.html

サッカー日本代表は連覇がかかるアジアカップの1次リーグの第2戦を16日に控え、初めて試合会場に入り調整しました。
日本代表は16日、アジアカップ1次リーグの第2戦で前々回の優勝チーム、イラクとブリスベンで対戦します。
日本代表は15日午後8時前から試合が行われるスタジアムで初めて練習を行い、およそ1時間、最後の調整をしました。
練習は冒頭の15分間だけが公開され、選手たちはピッチの感触を確かめながらドリブルやリフティングをしたり、2人一組でボールを2つ使って互いに素早くパス交換をしたりしていました。
初戦で1ゴールを決めたフォワードの岡崎慎司選手は時折、笑顔を見せてリラックスした様子でした。
一方、持ち味の運動量で左サイドから質のよいクロスボールが期待されるディフェンダーの長友佑都選手は引き締まった表情を見せていました。
日本代表は初戦で快勝したあとも、非公開の練習ではサイドからのクロスボールをゴールにつなげる練習を繰り返したということです。
初戦のパレスチナ戦では精度を欠くクロスボールが多かったことから、16日の試合では狙いの定まったクロスボールをどれだけ繰り出せるかが、試合のポイントになりそうです。
日本代表の第2戦、イラクとの試合は日本時間の16日午後6時、キックオフの予定です。

長谷部が語る“アギーレスタイル”。情報は、選手自身が取りにいくべし。
引用元:Number Web 1月15日(木)16時31分配信
http://number.bunshun.jp/articles/-/822480

前日から降っていた小雨は、試合当日には強風というおまけまでついた。しかし、遠藤保仁の先制ゴールから前半だけで3得点。後半早々に追加点も決まり、結果、鬼門とされてきたアジアカップ初戦で4-0という快勝を日本代表は収めた。
「12月29日から合宿が始まって、初戦まで2週間余りの長い準備期間だった。初戦へ向けて、どこで、どのようにスイッチを入れるかというのは重要なことだと思います。前回の教訓もありますしね。もちろん、チームが常にいい状態であれば、選手ミーティングをやる必要はないかもしれない。それは様子を見ながら考えていきたい」
1月5日、長谷部誠はそう語っている。アジアカップ連覇に挑むキャプテンは、大会へ向けたチームの空気作りに心を砕いていた。そして好スタートを切ることができた。

2011年のアジアカップでは、初戦で躓いた。

2011年アジアカップカタール大会。その初戦で日本はヨルダン相手に1-1と苦しんだ。
その原因を「試合へ挑むチームの雰囲気作りができていなかった」と感じた長谷部は、試合後に急きょ選手ミーティングを実施している。その冒頭で彼は次のように語った。
「今回ほど緊張感のない代表チームはなかったと思う。これまでの代表ではチームに緊張感を作り出してくれる先輩たちがいた。だから今、緊張感を作れていない原因は、自分たちにある。その非は認める。楽しくやるのはいいと思うし、その明るさを無くしてほしくはないけれど、明るくやるのとふざけるのとは紙一重だから。今後はそれを意識してやっていきたい。みんなも協力してほしい」
新しく代表の一員になった選手たちの存在は、チームにフレッシュな空気を送り込んでくれる。しかし経験のない選手たちは、代表としての公式戦へ挑む準備の経験を持ち合わせてはいなかった。
長谷部はW杯南アフリカ大会でキャプテンマークをつけた。その大会では中澤佑二をはじめ、若いキャプテンをバックアップしてくれる先輩たちがいた。ベテラン勢に支えられ、盛り立てられたW杯。そんな後ろ盾が不在となったアジアカップは、日本代表キャプテン長谷部誠の実質的なデビューでもあったのだ。その立ち上がりで躓いてしまった。年長の選手たちの中には「あえてこちらから注意するよりも若い選手に気づかせること」の重要性を説く者もいたが、短期決戦となる大会スケジュールを考えて、選手ミーティングに踏み切った。
そしてその結果、彼らは優勝トロフィーを掲げることになる。このアジアカップカタール大会が、長谷部キャプテンの原点となった。

長谷部「4年前とは自分の立場も変わった」

W杯ブラジル大会を経て、アギーレ監督のもと新たなスタートを切った日本代表。負傷などもあり、チーム離脱や未招集の時期もあった長谷部だったが、やはり指揮官はアジアカップで彼をキャプテンに指名している。
「監督が代われば、チームの雰囲気が変わる部分は大きい。このチームはいろいろな選手の間で、コミュニケーションをよくとっている。それはこのチームの良さだと思います」
長く代表の一員として共に戦ってきたメンバーも多いが、それでも監督のスタイルがチームの空気に及ぼす影響は小さくはない。そんななか、長谷部が強く意識しているのは、自分たちが重ねたキャリアを「若手に伝えていく」ことだ。
「4年前とはチーム内での自分の立場も変わったと思っています。やはりこの4年間で、さまざまな経験を積めたことは大きい。とにかく今は、その経験を若い選手に伝えるという部分で、非常に大事な役割があると思います。まずは経験ある選手がコミュニケーションをとり、それを下の世代というか、若い選手たちに伝える。そういうことをやっていかなくちゃいけないと選手同士で話しているし、普段からそれを意識しています」

試合への意識を高めるタイミングを計っていた指揮官。

今回、代表は1月8日に合宿地から初戦の試合会場となるニューカッスルへ移動。ザッケローニ前監督の場合、その時点で対戦相手のスカウティングビデオを見ながらのチーム・ミーティングを実施するケースが多かった。その時間が選手たちの“スイッチ”をいれることにもつながった。
しかし、アギーレ監督はミーティングを実施しなかった。
対戦相手となるパレスチナの試合映像がリラックスルームに置かれ、選手たちは自由に見ることができたが、相手を意識したトレーニングはなかった。むしろ、自分たちのサッカーの精度を高めるために時間が費やされたようだ。1月9日、試合時間に合わせて夕方に実施された非公開練習を強めに行なった後は、10日午前中には一転リラックスムードのトレーニング。指揮官はそのメニューで選手たちのメンタルをコントロールしているようだった。
「12日間から15日間のトレーニングをした後で、選手たちが早くプレーしたいとナーバスになる傾向がある」と初戦後の会見でアギーレ監督が語っている。試合への意識を高めるタイミングを計っていたのはキャプテンだけでなく、指揮官も同様だったのだろう。

長谷部が10日の練習後に実施したミーティング。

そして、長谷部も動いた。10日の練習後に選手ミーティングを実施したのだ。
「ミーティングをやったかやらなかったかで、どういう風に変わるのかは、正直わからない。でも、あとで『あのときにやっておけば良かった』ということが無いようにしたかった。もちろん前大会の教訓もあります。4年前のようにフワッと入ることは避けたかった。経験のある選手たちは問題なく準備できるけれど、このチームには若い選手もいる。こういうトーナメントを経験したことがない選手もいるので、大会が始まる直前に、全員でアジアカップへ向かう気持ちをひとつにしたいと思った。
ミーティングをやることで、スイッチを入れたかった。前回もそうですけど、大会を通して、いろいろなことが起きる。そういうなかでも、ブレずに自分たちがやれることをやっていこう。アジアカップは総力戦になるという話ができたのは良かった」
西川周作も「自己犠牲の大切さを確認できた」と、このミーティングについて話している。わずか3週間の短期決戦だが、決勝戦までの試合数は多い。選手それぞれが、それぞれの立場で、「チームのために戦うこと」の重要性を確かめ合ったのだ。

長谷部の言葉は、アギーレにとっても頼もしかったはずだ。

試合前日の公式会見では、英国メディアからの「アギーレ監督の八百長スキャンダルがチームに影響を及ぼしていないか」という質問に長谷部はきっぱりと答えた。
「このことに関しては断言できます。その影響はまったくないと思います。このチームの良さは、お互いを信頼し合っていること。そういう力を持っていますし、今は同じ目標に向かって選手、監督コーチ、すべての人が同じ方向に向かってひとつにまとまっているので、まったく影響がない」
そして、2連覇を達成するために必要なことを問われても、迷いなく語った。
「選手間でも話したことですが、2連覇を達成できるというシチュエーションはほぼすべての選手にとって初めてのこと。アジアのタイトルを守る重要性も理解しているけれど、やはりこの大会はこの大会。過去の経験が繋がる部分もありますが、それ以上にしっかりとこの大会にフォーカスし、今大会を勝ち抜くために自分たちは何をしなければいけないかというところに、集中したい」
選手を代表するキャプテンが強い決意を語る横で、監督の表情が大きく変わることはなかった。しかし日本代表という船が、向かうべき方向へ進んでいることを実感していたに違いない。

「情報が欲しければ、個人的に見ればいい」

そして試合当日。宿舎を出発する直前に初めてチームとして、映像を見ながらのミーティングが行なわれた。
「試合前日や試合前々日にミーティングを行なわないことは、過去の親善試合でも同じだったのでわかっていました。ミーティングでは相手のビデオを見ましたし、自分たちのいいときのビデオを見ながら、こういう形でやろうという確認もできました。30分以上だったと思います。日本国内で、今後はどういう形になるかわからないけど。それが、アギーレ監督のやり方。手振り、身振りのジェスチャーを交えながら話をする監督は、選手のモチベーションの持って行き方が上手いなと感じました。
ウルグアイやオーストラリアとの親善試合のときは『相手がこういう風にやってくるから』という話をしながらの練習をやりましたが、パレスチナ戦については、相手の情報を入れない中での練習でした。対戦相手の情報が与えられていないという不安はありません。
情報が欲しければ、リラックスルームの映像を個人的に見ればいいだけのこと。僕自身はパレスチナの試合を2試合すべて見ましたし。アギーレ監督のやり方が、試合直前にビデオを見るというやり方。それ以上のインフォメーションが欲しければ、自分で見るというのが、プロとしての姿勢だと思います。だから今後も自分たちで対戦相手を研究することになりますね」

プロとして自発的に行動する、という規範。

監督が掲げるスタイルは、戦術や選手起用だけではない。「アドバイスやアイディアや基本的な部分は提示するが、決断し、ピッチで表現するのは選手自身だ」と事あるごとに発信してきたアギーレ監督のスタイルを長谷部も理解している。
「ピッチの中でも外でも、選手自らが考え、行動することを僕たちはすごく求められている。自由というか、そういうものは与えられていると思います。試合でも監督は、指示は出しているけど、自分たちがこっちのほうでいいと思ったらそれでやれという風に言われている。そういう意味では、選手たち自身の考える力というのを試されているのかなと思います」

チームの成否を決めるのは、やはり長谷部。

快勝したパレスチナ戦だったが、ゲームの終盤に日本は大きく崩れた。相手がひとり退場したにもかかわらず、攻撃にリズムが出ない。ミスが連鎖し、フィニッシュの精度を欠き、いくつもチャンスを逃した。試合終了の笛が鳴ったとき、青いシャツの選手たちの多くが肩を落とし、下を向いていた。
「後半は小さなミスが多かったですね。今日は暑くなかったし、疲労が原因ではない。集中力の問題。僕もそうだった。簡単にボールを失ったり、基本的な技術の問題でした。(4-0と勝利したが)消化不良は消化不良ですね。次は相手のレベルも変わるし、切り替えなければならない」
試合後のミックスゾーンの端で、長谷部は試合をそう振り返り、バスへと向かった。
アジアカップ初出場のパレスチナ相手に勝利はできたものの、大会連覇へ弾みのつく試合ではなかった。大勝の余韻に浸るムードではないが、落胆している時間もない。
連携を高めるためだけでなく、短期間で課題を修正していくためにも、選手間のコミュニケーションの質が問われる。キャリアのある中心選手たちを軸に、若い選手を巻き込みながら、いかにチームとして転がっていくのか? その舵を握るのは、やはり長谷部だ。キャプテンとして、アンカーとして、彼自身の新しい挑戦は始まったばかり。この大会でまた長谷部が進化することに期待したい。

ここからピルロ級のゲームメイクに守備力も。高み目指す長谷部、「アジアレベルとの確固たる違い」示せるか
引用元:フットボールチャンネル 1月15日(木)11時1分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/01/15/post66219/

「最後の部分とかの精度を上げて行けば勝てる」

16日にイラク戦を迎える日本代表。主将の長谷部誠は、チームに対して臨機応変に戦えることを求めた。そして、自らにはシャビ・アロンソやピルロ級のゲームメイク力に加えて2人以上の守備力を発揮するという目標を設定した。
12日の初戦・パレスチナ戦を4-0で勝利し、2015年アジアカップ(オーストラリア)連覇への力強い一歩を踏み出した日本代表。
しかしながら、優勝候補に挙げられるオーストラリアや韓国、中国までもグループ2連勝と非常に順調な滑り出しを見せている。アジア王者の日本もライバル国に負けてはいられない。
そんな彼らは13日のクールダウン後にニューカッスルからブリスベンへ移動。14日夕方に市内練習場で現地初練習を行った。この日のブリスベンは高温多湿の気候で、時折、強い雨も降っていた。
「こういう湿度があるところは特に大変。湿度はやっぱり苦手です。でも今に始まったことじゃないから、覚悟しています」と香川真司(ドルトムント)も顔を曇らせていたが、環境の違いを克服していくことが、国土の広いオーストラリアで頂点に立つ秘訣と言えるだろう。
16日のイラク戦はこうした過酷な気象条件に加え、ユーニス・マフムード(アル・アハリ)ら個人能力の高いアタッカー陣との対峙ということで、タフな試合が予想される。
2014年ブラジルWアジア杯アジア最終予選でも彼らと戦っているキャプテン・長谷部誠(フランクフルト)は「イラクはとにかくチーム全体として若くて、キャプテンのFW(マフムード)以外は1990年代生まれの選手がほとんど。
若い年代で結果を残してきている選手たちなんで、非常にイキがいいというか、勢いがあるし、見ていてもしっかりボールをつなごうとするサッカーをしているんで、今までのフィジカルを前面に押し出してくるイラクとはちょっと違うのかなって感じはしています。
サイドにも速い選手はいますし、気をつけなければいけないところも多い。それ以上に、自分たちが前回の試合でうまくいかなかった最後の部分とかの精度を上げて行けば勝てると思います」と準々決勝進出決定のかかる大一番のポイントを説明していた。

「自分たちの適応、応用力が求められる」

相手の基本布陣が4-2-3-1ということで、日本が4-3-3を採る場合には、アンカー・長谷部の両脇のスペースを使われる可能性がより高まる。11月のオーストラリア戦(大阪)では前半途中から4-2-3-1に布陣変更して流れをガラリと変えることに成功したが、そういう臨機応変な対応が選手たちにも求められる。
「試合の中でうまくいかなかったら変化を加えたりはすると思うし、それは11月もやっていることなんで。試合の中で監督とも話していますけど、自分たちでうまくはまってないなと思ったら、自分たちで考えて変えていいっていうふうには言われています。
一度変えてまたうまくいかなかったり、逆に相手が変えて来たら自分たちがやり直せばいい。そこは自分たちの適応、応用力が求められるところ。そういうところをうまくやっていければ、チームがまた一歩、成長するのかなと思いますね。
ただ、この前のイラクの試合を見る限りだと、オーストラリアが前から来たのに比べると、どちらかというと引いてくる可能性が高いと思う。もちろん相手の出方もあると思いますけど」と長谷部は自らイニシアティブを取って、チームが最も機能する形を瞬時に判断していく覚悟を持って、イラク戦に挑むつもりだ。
今季のフランクフルトでは4-1-4-1のアンカーを任されることが多いため、アギーレジャパンの4-3-3のアンカーにも取り組み始めたばかりとしてはうまくはまっている印象だ。

ミドルでの得点にも期待

11月のホンジュラス(豊田)・オーストラリア2連戦の際には「理想とするのはシャビ・アロンソ(バイエルン)とかピルロ(ユベントス)とか、ああいうふうにゲームを組み立てられて、なおかつ彼ら以上に守備力のある選手。それはパーフェクト」とコメントしていたが、その高みを追い求める姿勢はアジアカップでも変わらない。
「それを言ったら完璧な選手になってしまうんですけど、今、あのポジションで出ていても『もっともっとやってかなきゃ』とか『自分の中でもう少しこうして行った方がいいんじゃないか』って思うところが沢山あるんで。
まだあそこのポジションやってそんなに時間が経ってないので、手探りな部分もありますけど、もう少し自分もプレーの精度が上がっていけばいいと思います」と1戦1戦、プレーにキレと鋭さが生まれていくように努めているという。
イラクはある意味、自分自身の最初のテストとしては格好の相手。そこをクリアできなければ、オーストラリアや韓国といったアジアの強豪国を倒す領域はもちろんのこと、世界トップと互角に対峙することなどできない。
日頃からドイツで世界基準を体感している長谷部は「アジアレベルとの確固たる違い」を示す必要がある。
4年前の前回大会では、第2戦・シリア戦で先制点を叩き出している。ただ、その試合以来、彼には4年間ゴールがない。そういう意味でも今回は守備に貢献しつつ、合宿から精力的に取り組んできたミドルでの得点にも期待が高まる。
主将として尊敬を集める長谷部の得点は、心理面でも日本を優位な状況に導いてくれるはずだ。

パレスチナ戦でのMVPはアンカー役の長谷部誠~AFCアジアカップ2015日本対パレスチナ戦を見て~
引用元:SoccerKing 2015.01.14. 19:06 配信
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/271165.html

2015年1月12日、日本代表はグループDの初戦でパレスチナと対戦した。最新(1月8日付)のFIFAランキングでは、286ポイントで110位のパレスチナが、563ポイントで54位の日本に勝利するのは、実際上、FIFAランキングの差から見ても難しい。
現実には、日本がパレスチナからどれくらい得点を奪って、チームの構成力をアップするための試合ができるかどうかに、この試合のポイントがあった。
そこで、試合で見られた3点をピックアップして、次の16日に行われるイラク戦を観戦するための視点を示したい。

視点1=ボールを外に追い込んで守備をする

試合が始まって15秒に、パレスチナの背番号10番イスマイル・アルアムールが右サイドでボールをもつ。そのときに、日本の左SBの長友佑都と左インサイドハーフの香川真司が、2人でタッチラインにアルアムールを追い込んでいく。アルアムールは行き場を失って前線にボールを蹴り出す。ボールは森重真人に渡る。
この場面を見れば、相手のサイドの選手がボールを持ったら、日本の選手は、タッチライン沿いにボールを2人から3人で追い込んでいきプレッシャーを与えることがわかる。
同じような場面は、逆サイドでも行われた。背番号7番のアシュラフ・ヌーマンがサイドでボールを持つと、右SBの酒井高徳と右FWの本田圭佑がタッチラインに追い込んで、2人で協力してボールを奪った。
守備の約束事として、相手をタッチライン沿いの外に追い込んで数人でボールを奪うのか、それとも相手をピッチの中に追い込んで数人でボールを奪うのかがある。日本の場合、相手がボールを持ったらタッチライン沿いの外に追い込み、数人でボールを奪うというやり方がなされた。

視点2=中盤はディレイで守備をする

試合の中で長谷部誠が、ボールを持った相手選手にプレスに行かずに、相手の前に立って進路を防いでプレーを遅らせていた。その間に前線に上がっていた長友が、すばやく自分のポジションに戻っていこうとする場面が何度もあった。
長谷部が行ったプレーをディレイという。
ディレイとは、ボールを持った相手選手の勢いを止めるために、ボールに対してプレスに行かずに、ボールを持つ相手選手の前に立って動きを遅らせるやり方を言う。
攻撃から守備への切り替えのとき、時間を稼いで不利な状況を脱することを目的にした守備のやり方である。
ディレイに関して、オランダ1級ライセンスをもつ林雅人がこのような話をしてくれたことがあった。林は現在、タイプロリーグ2部リーグのソンクラーユナイテッドFCの監督を務める。
ライセンスの講習会の際に、守備の局面で「相手の勢いを止めるにはどうすればいいのか?」というテーマが議題になった。あるオランダ人の受講者は「選手全員が下がって守備をすればいい」と答えた。それに対して講師が、「それでボールの勢いは止められるのか?」と話して次のような説明をしたという。
「相手の勢いを止めるには、まず防ぐということを考えるしかない。だから、下がっているだけではダメだ。味方が攻めていてボールを奪われて守りへと切り替えるとき、全員が下がるのではなく、ボールの近くにいる選手はその場にステイして相手の勢いを止める。ここでは止めるだけでいい。前にプレスにいくと相手に躱される確率が高くなるので、相手の前に立ちはだかることにする。その間に、味方の残りの選手全員が瞬時に下がってブロックを敷く」
アンカー役の長谷部を1人置けば、長谷部の両脇が空くことになる。そこに相手選手が入り込んで攻撃を仕かける。あるいは、日本の両SBが攻撃参加して前に上がったときに、SBの後ろを狙われる。こうした攻撃から守るために、ディレイして相手の攻撃を遅らせて、その間に全員がスタートポジションに戻っていく。
日本は、中盤での守備に関して、ディレイというやり方がなされていた。

視点3=バランス重視のポジショニング

日本は攻守・守攻に渡って、選手のポジショニングにバランスのよさがあった。先制点となった遠藤保仁の得点は、日本の攻撃のやり方と岡崎慎司のポジショニングにある。(GKサレーを含めたパレスチナの守備力にも問題がある)
まず、日本がビルドアップするとき、CBの吉田麻也と森重の2人は、大きく左右に開いてポジションを移動する。2人のCBの間には大きな空間ができる。そこにアンカーの長谷部が下りてきてDFが3人になる。
真ん中にいる長谷部がボールを持ってドリブルして前線に駆け上がる。3トップの内、両サイドにいる乾貴士と本田圭佑はタッチラインに張ってワイドに構える。両SBの長友と酒井高徳が高い位置をとって攻撃参加する。これがビルドアップ開始時の各選手のポジションニングになる。
先制点の際の状況を振り返ってみよう。
パレスチナ戦では、SBの16番ジャービルがほとんど攻撃参加しないで、本田についていた。本田は、状況を見てピッチの中央寄りにポジションを移動した。SBの酒井は、ヌーマンを見ることと長友とのバランスを気にしながら、リスクマネージメントを考えてプレーする。
SBの長友が前線に上がる。パレスチナのDFは長友と香川につく。乾がボールを持つと、パレスチナのCH2人が前に立つ。しかし、どちらの選手もプレスに行かない。遠藤が中央を駆け上がって乾にボールを要求する。このときに、岡崎が相手の2人のCBの間に走り込む。当然、CBは岡崎についていく。そうすると、遠藤の前方は、がら空きになってGK1人とゴールしか目の前にない。
2人のCBの間からスタートする長谷部のビルドアップ。タッチラインを利用して上がっていく長友。ピッチの中よりにポジションを移動する本田。スペースを空けるために相手のCBをつり出す岡崎。
遠藤のゴールは、このような連係されたポジショニングから生まれた。
16日のイラクは、日本選手に対して相当プレッシャーをかけてプレーしてくるから、パレスチナ戦のような試合展開は望めない。しかし、バランス重視のポジショニングをとって、各選手がプレーできれば負けることはないと思う。

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