W杯敗退の傷は未だ癒えず

   2015/09/16

長谷部、ア杯惨敗「整理つかない」…W杯の屈辱もいまだ受け入れられず
引用元:サンケイスポーツ 1月28日(水)11時53分配信
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150128/jpn15012811470005-n1.html

サッカー日本代表MF長谷部誠(31)=フランクフルト=が28日、アジア杯での惨敗について「正直整理は全くついていません」と悔しさで気持ちの整理がつかないことをブログでつづった。
前日27日にチームに合流するため羽田空港からドイツへ出発した長谷部は、「落胆する気持ちは強い」としながら、「切り替える。ドイツでしっかり頑張って、また代表に呼んでもらう。そこで取り戻したい」と話していた。ただ、ブログでは「思えばW杯で敗退が決まってからも受け入れるのに相当な時間がかかりました。いや、いまだに受け入れられていないかもしれません」とブラジルW杯で1次リーグ敗退の屈辱をいまもなお引きずっていることも告白。
2連覇を狙った今回のアジア杯は8強止まり。ブラジルW杯の惨敗から立ち直るどころか、さらに自信を喪失した。長谷部は「時間が解決してくれるような事ではありません」と気持ちを切り替えるようにコメントすると、「立ち止まらずにもがき続けるしかない。もがき続けた先に何か答えがある事を信じて、また明日から頑張っていきます」と意気込んだ。

アジア杯を振り返る長谷部「整理は全くついていません」
引用元:ゲキサカ 1月28日(水)21時21分配信
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?156316-156316-fl

日本代表の主将MF長谷部誠がブログ(http://ameblo.jp/makoto-hasebe17/)を更新。8強で終わったアジア杯を振り返っている。
日本代表はオーストラリアで行われたアジア杯に参戦。連覇を目指した日本は、グループリーグを3連勝で突破したが、23日に行ったUAEとの準々決勝をPK戦の末に落とした。
敗退後、ブログ等でなかなかメッセージを発することのなかった選手たちだが、ようやく長谷部がブログを更新。「アジアカップ、皆さんの素晴らしいサポートをいただいたにも関わらず結果を出す事が出来ず申し訳ありませんでした。敗退してから数日経ちますが、正直整理は全くついていません」などと心境を綴った。
しかし切り替えることの重要性も説く。「思えばW杯で敗退が決まってからも受け入れるのに相当な時間がかかりました。いや、未だに受け入れられていないかもしれません。今回もそうだと思います。時間が解決してくれるような事ではありません。だから立ち止まらずにもがき続けるしかないのだと思います。もがき続けた先に何か答えがある事を信じて、また明日から頑張っていきます!」と気合を入れ直した。

長谷部、未だにW杯敗退の傷が癒えず「受け入れられていないかも」
引用元:SOCCER KING 1月28日(水)12時16分配信
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150128/275796.html

フランクフルトに所属する日本代表MF長谷部誠が27日に自身のブログ(http://ameblo.jp/makoto-hasebe17/)を更新し、グループリーグ敗退となった昨年夏のブラジル・ワールドカップと、準々決勝敗退で終わったアジアカップについて言及した。
長谷部はまず、「ドイツに戻ってきました」と報告すると、準々決勝敗退となったアジアカップについて、「皆さんの素晴らしいサポートをいただいたにも関わらず結果を出す事が出来ず申し訳ありませんでした」と謝罪。敗退を受けて、「正直整理は全くついていません」と心境を明かした。
さらに、「思えばW杯で敗退が決まってからも受け入れるのに相当な時間がかかりました」とブラジル・ワールドカップについて言及すると、「いや、未だに受け入れられていないかもしれません」と、約7カ月が経った同大会敗退の傷が癒えていないと告白。
そして、今回のアジアカップ敗退も含めて、「時間が解決してくれるような事ではありません」と明かすが、ブンデスリーガ再開が31日に迫っているため、「だから立ち止まらずにもがき続けるしかないのだと思います」と前向きにコメントし、「もがき続けた先に何か答えがある事を信じて、また明日から頑張っていきます!」と意気込みを語った。
フランクフルトは、31日に行われるブンデスリーガ第18節でフライブルクと対戦する。

長谷部 ア杯敗退「時間は解決しない」 W杯以来の痛恨事と受け止め
引用元:デイリースポーツ 1月28日(水)10時39分配信
http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2015/01/28/0007694845.shtml

サッカー日本代表MFで主将の長谷部誠(31)=フランクフルト=が27日、ドイツへ戻ってから公式ブログを更新し、アジア杯敗退を「時間が解決してくれるような事ではありません」と重く受け止めていることを打ち明けた。
長谷部は今回の敗退によって、「W杯で敗退が決まってからも受け入れるのに相当な時間がかかりました」と、昨年のもっと大きかった心の傷口が開いてしまったようだ。
いったん思い出してしまうと、それは「いや、未だに受け入れられないかもしれません」というほどの出来事だった。
そして舞台はひと周り小さくても、アジア杯も「時間が解決してくれるような事ではありません」と忘れられない記憶として刻まれた。
だからこそ長谷部は忘れようとするのではなく、「立ち止まらずにもがき続けるしかないのだと思います」と、すべてを受け入れている。週末にはブンデスリーガが再開する。
長谷部は日本を離れる羽田空港では「若い選手の突き上げがまだまだ足りない」などと代表チームを冷静に分析していた。

長谷部「若手の突き上げ足りない」アジアで勝てない現状に危機感
引用元:スポーツ報知 1月28日(水)7時5分配信
http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150127-OHT1T50273.html

アギーレ・ジャパンの主力2人が27日、若手の台頭を呼びかけた。アジア杯8強で敗退した日本代表のMF長谷部誠主将(31)=フランクフルト=が羽田空港からドイツへ、DF長友佑都(28)=インテル=は成田空港からイタリアへ出国。長谷部は育成年代も含め、アジアで勝てない現状に危機感を募らせた。長友はFW武藤嘉紀(22)=F東京=、MF柴崎岳(22)=鹿島=に期待をかけた。
日本サッカー界の現状を憂う長谷部の口調は切迫していた。連覇はおろか、8強に終わったアジア杯。結果だけでなく、期待を抱かせる若手の台頭もなかった事実は将来に暗い影を落とした。日本代表の主将は責任を受け止めた上で「若い選手の突き上げがまだまだ足りない。日本の未来を考えた時に、出てこなければいけない」と訴えた。
若手の伸び悩みはA代表に限らない。U―19代表が昨年のアジア選手権で準々決勝で敗退し、U―20W杯出場権を逃すなど各年代で“アジアの壁”にぶち当たっている。代表メンバー内でも危機意識が強いとし「僕たちは育成にも非常に興味を持っている」と明かした。
長谷部にしても、妙案があるわけではない。静岡・藤枝東高校時代を振り返り「僕らの時は厳しく育てられ、精神的にも磨かれた部分がある。今はノビノビやらせる部分が大きい」と分析。「試行錯誤して日本人のやり方を考えなければいけないけど、時間がかかってしまう。難しいですね、なかなか…」と頭をかいたが、「壮大なテーマ」と位置づける育成年代からの改革に対し、真剣に議論を重ねることは無駄にはならないはずだ。
ただ、まずは「個々がそれぞれ成長しないといけない」。フランクフルトでは、全試合先発と守備的な役割が求められる中でも決定力の向上を課題とした。「W杯で失望させて、今回のアジア杯でもまた失望させてしまった。サッカーで取り返すしかない。自分に対して伸びしろも感じる」
アジア杯では先発を固定したアギーレ監督は、3月の親善試合2試合(27日・チュニジア戦=大分ス、31日・ウズベキスタン戦=東京ス)で「若手を呼んでリフレッシュしたい」と明言。若手の突き上げがかなった時、それをはね返すだけの自分を磨く。その先に希望があると信じている。

長谷部、長友が危機感 「若手の台頭」訴える
引用元:スポニチアネックス 1月28日(水)7時1分配信
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/01/28/kiji/K20150128009705290.html

出てこいっ、若手!アジア杯で8強に終わった日本代表のMF長谷部誠主将(31=フランクフルト)、DF長友佑都(28=インテル・ミラノ)らが27日、それぞれ欧州に飛び立った。チームをけん引する2選手は1次リーグで敗退したW杯ブラジル大会に続くアジア杯での低迷に危機感を募らせ、若手の突き上げ、個々の決定力向上がなければ、18年W杯出場も危ういとの見解を示した。
危機感でいっぱいだった。惨敗した14年W杯に続き、アジア杯も8強止まり。長谷部は「今回はアジア。余計に情けない」と言った。長友は「このままではアジアでも勝てない。強い覚悟を持たないとW杯出場も危うい」とまで言う。岡田ジャパン時代からチームを引っ張る2人。今の日本に足りないものに「若手の台頭」と声をそろえた。
長谷部 世代交代とか今に始まったことではないけど、若い選手の突き上げがまだまだ足りないと思う
長友 若手が出てこないとまずい。柴崎や武藤が成長して代表のレギュラー争いをして活性化させてほしい
実はA代表の中でも育成世代の低迷が話題に上がっていた。昨年はU―19、U―16が年代別W杯出場を逃した。長谷部は「サッカー界は実力社会。選手としては当然、自分の成長を目指す。でも下の年代で結果が出ないことはA代表の中でも話し合っている。改革につながれば」と言う。若手が伸びればベテラン勢はポジションを追われかねないが、事態はひっ迫している。若手の台頭はむしろ自らの成長を促してくれると信じている。
永遠の課題でもある決定力不足にも言及した。シュート35本で1点に終わったアジア杯準々決勝のUAE戦が象徴する。長谷部は「日本に来る外国人監督は“日本人はうまい。でも戦える選手、ゴールを決める選手がいない”と口をそろえる」と言う。誰もが課題克服のため世界の強豪と環境が厳しい敵地での対戦を熱望するが、実現は難しく特効薬はない。それぞれが所属先で個の力に磨きをかけるしかない。
アジア杯は4戦全て同じ先発。そのうち8人は前回アジア杯でも主力を務め、11人全員がザックジャパン時代からの経験者と若手の台頭に乏しかった。多くの新戦力が活躍して優勝した前回大会とは対照的だ。「改善点はありすぎて…。並大抵の努力では埋められない」と長友。長谷部は「(UAE戦は)全ての選手にチャンスがあった。決められなかった全ての選手の責任。まだ伸びしろは感じている。試合を決める最後の部分。ドイツでも、そこを意識して詰めていきたい」と言った。
アジア杯を教訓に真の強国へ。日本が世界に通じる力をつけるため、長谷部も、長友も努力を重ねながら、自身の定位置が危うくなるほどの突き上げを待っている。
≪苦戦続く若年層≫年代別の日本代表では昨年9月のU―16アジア選手権(タイ)で、日本は準々決勝で韓国に0―2で完敗。5大会ぶりにU―17W杯出場を逃した。昨年10月のU―19アジア選手権(タイ)でも南野(ザルツブルク)を擁した日本は北朝鮮との準々決勝でPK戦の末に敗退。4大会ぶりのU―20W杯出場権を得られず。16年リオデジャネイロ五輪を目指すU―21(現U―22)世代も昨年9月の仁川アジア大会で準々決勝の韓国戦に0―1で敗北を喫するなどアジアで苦戦が続いている。

若手に負けん!長谷部、切り替えて独へ「自分にもまだ伸びしろ」
引用元:サンケイスポーツ 1月28日(水)7時0分配信
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150128/jpn15012805020002-n1.html

日本代表MF長谷部誠(31)=フランクフルト=も27日、チームに合流するため羽田空港からドイツへ出発した。
アジア杯での惨敗に「落胆する気持ちは強い」としながら、「切り替える。ドイツでしっかり頑張って、また代表に呼んでもらう。そこで取り戻したい」と話した。ブンデスリーガの後半戦は全試合先発出場と、欧州リーグ出場権獲得を目標に掲げた。
MF柴崎ら将来性を感じさせる選手が出てきた。それでも「自分にもまだ伸びしろがある。ゴールを決めきるプレーを磨きたい」。若手に負けず、代表の主将はさらなる高みを目指す。

長谷部主将、若手の奮起促す「もっと出て」
引用元:デイリースポーツ 1月28日(水)6時59分配信
http://www.daily.co.jp/soccer/2015/01/28/0007694372.shtml

日本代表のMF長谷部誠(31)=アイントラハト・フランクフルト=が27日、羽田空港から所属クラブに合流するためドイツへ出発した。アジア杯はベスト8敗退。不動の主将は若手の奮起を促した。ブラジルW杯の惨敗に続きアジア杯でも屈辱的な敗戦を繰り返し、「どういう方向に進むべきか。そこを痛感している」と語った。
さらに「僕らが個々で成長しないといけない」と前置きしつつ、「未来を考えた時、もっと若い選手が出てこないといけない。若い選手の突き上げ、成長が足りない気がする」と競争力低下を嘆いた。

長谷部、アギーレ監督には信頼感表す
引用元:日刊スポーツ 2015年1月28日7時11分 配信
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20150128-1427167.html

日本代表の主将、MF長谷部誠(31=フランクフルト)は27日、所属クラブに合流するために羽田空港から渡欧した。
長谷部は八百長疑惑に揺れるハビエル・アギーレ監督(56)への信頼感を表した。アジア杯では事前合宿から長期間の指導を受け、指揮官とコミュニケーションも取った。疑惑については「はっきり把握できてないので発言できない部分がある」と慎重ながら、「監督としての手腕に疑いの余地はない。プレー、戦術だけでなく、勝負にこだわる部分、気持ちの持っていき方にうまさを感じた」と話した。

アギーレ監督の采配、選手には好評「手腕に疑いの余地は全くない」
引用元:スポニチアネックス 2015年1月28日 08:17 配信
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/01/28/kiji/K20150128009707040.html

八百長疑惑の渦中にあり、同国検察当局からの告発がバレンシア裁判所に受理されれば解任が避けられない状況の日本代表のアギーレ監督だが、1次リーグでは交代選手がことごとく得点に絡むなどアジア杯で見せた戦術、采配などは各選手から好評だった。
長谷部は「監督としての手腕に疑いの余地は全くない。戦術、気持ちの持っていき方、勝負にこだわるところなどうまさを感じました」。また4試合に先発した乾も「いい監督だと思いました。選手にかける言葉、戦術は凄い」と話した。
日本協会によれば、在スペインの弁護士からの連絡では27日時点でも告発が受理されていないことを確認したという。来週に予定する技術委員会には原専務理事も出席することが決定。またアギーレ監督は近日中にも離日する予定となった。

長谷部「若手よ出てこい」
引用元:中日スポーツ 2015年1月28日 配信
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2015012802000189.html

日本代表のMF長谷部誠(31)=アイントラハト・フランクフルト=が27日、羽田空港から所属クラブに合流するためドイツへ出発。アジア杯はベスト8敗退。不動の主将は若手の奮起を促した。
ブラジルW杯の惨敗に続きアジア杯でも屈辱的な敗戦を繰り返し、「どういう方向に進むべきか。そこを痛感している」と語った。「僕らが個々で成長しないといけない」と前置きしつつ、「未来を考えた時、もっと若い選手が出てこないといけない。若い選手の突き上げ、成長が足りない気がする」と競争力低下を嘆いた。
U-20W杯出場を4大会連続で逃すなど日本サッカー界は地盤沈下が進んでいる。アジア杯ではブラジルW杯組が先発をほぼ独占し、新陳代謝はなかった。育成も含め難題を抱えた代表。主将として歴代最多出場の長谷部も「壮大なテーマになりますけど」と苦笑いするしかなかった。

長谷部「またみなさんを失望させた」
引用元:日刊スポーツ 2015年1月28日7時10分 配信
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20150128-1427165.html

日本代表の主将、MF長谷部誠(31=フランクフルト)が自戒の念を込めつつ、日本サッカー界に警鐘を鳴らした。27日、所属クラブに合流するために羽田空港から渡欧。昨夏のW杯惨敗に続き、アジア杯オーストラリア大会も準々決勝敗退を喫した現状に強い危機感を表した。若手のさらなる突き上げの必要性、永遠のテーマといえる決定力不足を解消するための個人能力の向上など、日本の課題を口にした。
アジア杯敗退の悔しさ、強烈な危機感。日本の主将の言葉は、普段以上に重く響いた。「W杯と違って今回はアジアの大会で敗れた。そういう意味では非常に情けない。落胆する気持ちが強い。W杯で皆さんを失望させてアジア杯でも失望させた」。そこには、自戒の念が強く込められた。
2連覇がかかったアジア杯準々決勝のUAE戦ではシュート数で35-3と圧倒しながら、PK戦にもつれ込まれ敗退した。課題の決定力不足を露呈しただけに「決めきれないのが敗因。最後のゴールを決めるのは個の部分。決めきれないのは選手の責任。自分で個の部分を伸ばしていかないと」と反省を口にした。
「サッカー界は競争社会」。以前から口にしている世代交代の必要性も痛感した。アギーレ監督就任後からアジア杯にかけてFW武藤、MF柴崎ら若手が結果を残してきたが「若い選手が出てきて経験を積んだけど、まだまだ若い選手の突き上げが足りない。もっともっと若い選手に出てきてもらわないと」と言う。
日本人の素早さ、高い技術を生かし、小気味よくパスをつなぐ「日本らしさ」をザッケローニ体制時から追求してきた。ただ、W杯、アジア杯という重要な大会で結果は出なかった。「日本サッカーがどう進まないといけないのかを考えないといけないと思う。どうして結果が残せなかったか、真摯(しんし)に自分と向き合わないと。選手も日本協会も考えないといけない」と警鐘を鳴らした。
「育成年代の代表が勝てていないのは、A代表の選手の中でも話になっている。育成年代の改革のようなことにもつながってくる」。その視線は日本代表、さらには日本サッカー全体を見据えている。「これ(失望を与えた事実)を取り返すにはサッカーしかない。立ち止まることはできない」と強い責任感で、日本の再浮上への道のりをけん引する。

【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】長谷部が「若手」の突き上げ不足を嘆く。韓国、豪州との比較で考える日本代表の選手起用
引用元:J論 2015 01/28 19:47 配信
http://j-ron.jp/n/20140128.php

アギーレ・ジャパンの主力2人が27日、若手の台頭を呼びかけた。アジア杯8強で敗退した日本代表のMF長谷部誠主将(31)=フランクフルト=が羽田空港からドイツへ、DF長友佑都(28)=インテル=は成田空港からイタリアへ出国。長谷部は育成年代も含め、アジアで勝てない現状に危機感を募らせた。長友はFW武藤嘉紀(22)=F東京=、MF柴崎岳(22)=鹿島=に期待をかけた。
【情熱の分析家・河治良幸の一言解説】
ブラジルW杯を率いたザッケローニ監督が主力を固定したことには賛否両論ありましたが、日本代表を引き継いだアギーレ監督もアジアカップ前に行われた6つの親善試合のうち、最初の4試合は多様な選手をテストしたものの、結局はブラジルW杯組を呼び寄せて主力を固定しました。
UAEとのPK戦の末に準々決勝での敗退が決まった翌日、霜田技術委員長は引き続きアギーレ監督が指揮する方針を明かすと共に、今後は再び若手やフレッシュな戦力をテストしていくことを宣言しています。
しかし、今回の23人のメンバーの中でさえ、主力とサブの序列がはっきりしていた状況で、本当にここから突き上げや競争が起こっていくのか。結局、ホームの親善試合である程度の実力を発揮できても、シンガポールで惨敗したブラジル戦のように、強豪との対戦や厳しいアウェイの試合では現在の主力との差が明確に出てしまうかもしれません。
これは今大会で途中出場ながら出番を得た武藤嘉紀も「自分の実力のなさが浮き彫りになった」と語り、UAE戦で同点ゴールを決めた柴崎岳も「大会を通して出られなかったのは実力だったり、信頼度というのはあると思う」と語ったとおり。アピール不足も含めて、競争の活性化や突き上げが足りなかったことを実感しているようです。
一方、若手や新戦力が序列を覆すほどのアピールができなかったという見方もありますが、そもそもチームとして競争を活性化しながらアジアカップに臨むという意識が、他国に比べて足りていなかったようにも感じます。例えば韓国は昨年10月からシュティーリケ体制がスタートしましたが、積極的に選手をテストし、結果に対して一部のファンから批判がある中でも競争の活性化を進めてきました。その結果、イ・チョンヨンやク・ジャチョルの負傷、ソン・フンミンの風邪といったアクシデントも乗り越え、フィールドプレーヤー全員が出場するという形でアジアカップ決勝にまで進んできています。
その韓国と決勝で当たるオーストラリアはブラジルW杯の後に欧州と中東でテストマッチを組み、Aリーグの選手も厳しいアウェイの環境の中でテストして、チームに組み込みました。”アウェイ5連戦”(ロンドンでのサウジアラビア戦は中立地開催)の最後となった11月の日本戦は1-2で敗れましたが、若手の能力を確認する意味で、良いテストになったようです。
確かに準備期間が限られる中で、主力を固定することは戦術面やコンビネーションの成熟につながりましたが、過密日程の中で4試合続けて先発メンバーが固定される結果を招きました。もちろんJリーグを含めて若手や新戦力がしっかりとアピールし、主力に刺激を与えていくことが大事なのは言うまでもないですが、テストの過程において厳しい環境を経験させ、そこで失敗しても再びチャンスを与えるなど、監督やスタッフからの努力も必要になってくると思います。
長谷部キャプテンが指摘している育成年代に関してはもっと根が深く、アジア各国のレベルが上がってきている事実から考えても不安は尽きません。ハード面だけでなく、ソフト面でも本当に抜本的な改革をしなければ手遅れになるかもしれませんが、「まず3年後のロシア」と考える必要があります。W杯を目指しながら、その過程でJリーグの実力者をしっかり拾い上げ、継続的に国際経験を積ませていく。そうした強化を真剣に考え、より良い手段を探っていく必要がありそうです。
ときたまシンガポールのブラジル戦のようなタフな試合において、そこで新戦力を試してダメだったから「はい終わり」では、同じことを繰り返す結果になるのではないでしょうか。

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