立ち上がりの重要性

   2015/10/08

立ち上がりに注意する長谷部「フワッと入らないように」
引用元:ゲキサカ 10月7日(水)6時30分配信
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?173617-173617-fl

 立ち上がりに細心の注意を払う。日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)は8日のW杯アジア2次予選・シリア戦に向け、中立地となるオマーン・マスカットの気候に言及。日中の気温は35度を超える猛暑に「今日初めてしっかりとした練習をやって、この暑さは一つの敵というか、一つの問題になると思う」と眉をひそめた。

「こういう気候でどういうサッカーをするか。時には効率も考えないといけない」。そのうえで試合の立ち上がりに注意する必要があると強調した。

「(試合に)フワッと入らないようにしたい。気候がこれだけ暑くて、スタジアムもどういう雰囲気になるか分からない。(中立地で)観客があまり入らないかもしれないし、フワッと入ったら取り返しのつかないことになる」

 3連勝でE組首位に立つシリアとの首位攻防戦。勝てば首位奪取となるが、もしも負ければ勝ち点差は「5」に開き、自力での首位突破の可能性は消滅する。

「シリアの映像は多少見ている。効率良く点を取ってくるチームだし、失点もゼロ。簡単な試合にはならない」。そう気を引き締める長谷部は「この試合の大切さはみんなが十分に理解している。練習も緊張感のある良いものになっている」と力説した。

難敵シリアに警戒感を募らせる長谷部 「この暑さは一つの問題になる」
引用元:Soccer Magazine ZONE web 10月7日(水)11時57分配信
http://www.soccermagazine-zone.com/archives/17183

13得点0失点と完璧なスタートを切ったシリア

 日本代表の主将・長谷部誠(フランクフルト)が、8日に行われるワールドカップ・アジア2次予選のシリア戦へ警戒感を露わにしている。チームはバヒド・ハリルホジッチ監督の下で、2次予選の行方を左右する大一番に向けて本格的なトレーニングを開始。中盤の要でありチームの心臓部を務める長谷部は、「簡単なゲームにはならない」と、厳しい表情で語った。

 シリアは今予選、ここまで3戦全勝。13得点で無失点という完璧なスタートを切っている。「シリアの映像は、今までの対戦相手の分析ビデオでも多少は見ている。非常に効率良く点を取ってくるチーム。失点もゼロなので簡単な試合にはならないと思う」と、長谷部はカンボジアとアフガニスタンに対し、それぞれ6-0と勝利した得点力を警戒した。

 そして、長谷部がゲームのポイントとして懸念しているのが、開催地であるオマーンの暑さだ。政情不安定なシリア国内ではなく、中立地での対戦となったが、10月の平均最高気温が35度近い中東の中でも過酷な灼熱の地。ヨーロッパと日本国内でプレーする選手で構成されたハリルジャパンにとって、涼しさに体が慣れている今、2ヵ月ほど季節が逆戻りしたかのような猛暑の中で行うゲームは、想像以上の負担を強いられることが予想される。

「(オマーンに)入って今日初めてしっかりとした練習をしてみて、この暑さというのは一つの問題になる。この気候の中でどういうサッカーをしなければいけないのか。時には効率も考えなければいけない。これだけ暑くて、スタジアムがどういう雰囲気になるのかは分からない。とにかく試合にフワッと入らないようにしたい。観客があまり入らなかったり、この暑さでフワッとゲームに入ってしまうと後で取り返しのつかないことになってしまう。立ち上がりから、しっかりゲームに入ることが大事だと思う」

もし敗れるようだと日本は苦しい立場に

 2次予選のレギュレーションは、日本が入るグループEを含む8つのグループの1位と、2位の中で上位4ヵ国を合わせた12チームが通過するというもの。現在、勝ち点9で首位に立つシリアに対し、2位の日本は勝ち点7。この試合で引き分けに終わると、2位のまま後半戦に突入し、もし敗れるようだと勝ち点差が5に開き、今後は他グループの2位の動向も注視しながら戦っていくことになる。それだけに、「良い緊張感がある。今度の試合の大切さはみんなが十分理解している。そういう意味では、練習も緊張感のある良いものになっている」と、チーム全員がこの試合の重要性を認識したピリッとした雰囲気にあると語った。

 そして、ボランチを務める長谷部自身も、勝利のためには攻撃的な意識を強く持つことが必要だと語る。

「僕個人というよりも、チームとしてゴールの意識を強く持たないといけない。中盤の位置で言えば、ボランチの選手もどんどんゴールに絡むプレーをしないといけない」

 長谷部自身は、日本代表選手としてのゴールが約4年9ヵ月も生まれていない。前回のゴールは、アルベルト・ザッケローニ監督が率いていた2011年のアジアカップ。奇しくも、この時の対戦相手がシリアだった。「いい準備をして勝ち点3を取りたい」と語る頼れる主将のゴールが生まれれば、ハリルジャパンに大きな勢いを呼び込むはずだ。

約4年半ノーゴールの長谷部「自分のウィークポイントだと思う」
引用元:フットボールチャンネル 10月7日(水)6時1分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/10/07/post112485/

 日本代表は6日、ロシアW杯アジア二次予選のシリア戦に向けてオマーンで練習を行った。

 この日合流した本田圭佑、南野拓実以外の面々は2日目の練習となった。キャプテンの長谷部誠はオマーンの気候について「やはりこの暑さは1つの問題にはなると思います」と話す。

 さらに「時には効率も考えなければいけない」と言うように、試合展開や時間帯に応じたプレーをすることの重要性を口にした。

 シリアはこの2次予選で3戦全勝といまだ負けがない。無失点試合も続いており「簡単な試合にはならないと思います」と、長谷部はグループ最大のライバルを警戒した。

 そうした相手から勝利を掴むには何をすべきか。ハリルジャパンの大黒柱は「チームとしてゴールへの意識を強く持たなければいけない。中盤の位置で言えばボランチの選手もどんどんゴールに絡むプレーってをしなきゃいけない」と、2列目、3列目の選手も積極的に攻撃参加するという考えを示した。

 長谷部は約4年半、無得点が続いている。最後にネットを揺らしたのが2011年のアジアカップで、相手はシリアだった。

「ゴールに関しては自分のウィークポイントだと思う。そういうところでも貢献していかないといけない」と話し、得点でチームを助ける意欲も見せた。

長谷部誠「ゴールに関しては、自分のウイークポイント」/日本代表
引用元:ISM 10月7日(水)9時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151007-00000012-ism-socc

 日本代表は8日、2018年W杯アジア2次予選兼AFCアジアカップ2019予選でシリアと対戦する。以下、6日のMF長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)のコメント。

●長谷部誠コメント

Q:シリアとの前回対戦は2011年アジアカップだが、その時の印象を踏まえてどうか?
「4年、5年くらい前の話になってしまうし、それからシリアがどういう風に変わってきてるかというのは、これから見なければいけないと思いますけど、根本的なところで言えば、やはり相手はしっかり戦ってきますし、球際だったり、ファウルギリギリのところだったりでプレーしてくるので、そういう球際のところとかを追求していかないといけないと思う。そういうところで自分たちはシリアと経験しているので、経験してない選手にはしっかり伝えないといけないと思ってます」

Q:ゴールもその試合を最後に決めていないが、モチベーションが高まる?
「対戦相手どうこうや、前回取っているということより、ずっと取ってないというゴールに関しては自分のウイークポイントだと思うし、やはりチームに貢献するという意味では、そういうところでも貢献していかないといけないと思います」

MF長谷部 立ち上がりの重要性訴える
引用元:デイリースポーツ 10月7日(水)21時55分配信
http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2015/10/07/0008464670.shtml

 「サッカーW杯アジア2次予選、シリア-日本」(8日、マスカット)

 負ければ自力1位突破がなくなる首位攻防の大一番を前に7日、主将のMF長谷部誠(31)=アイントラハト・フランクフルト=が立ち上がりの重要性を訴えた。

 シリア戦は中立地開催で、サポーターも少ないことが予想される。「暑い気候もそうだが、お客さんが少ないとか、スタジアムの雰囲気も分からない。その中でふわっと試合に入ってしまうと、後で取り返しのつかないことになるかもしれない」と警戒感を強めた。

長谷部主将が酷暑対策「時には効率考えないと」
引用元:日刊スポーツ 10月7日(水)8時1分配信
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1549294.html

 日本代表は6日、8日午後5時(日本時間午後10時)からのW杯ロシア大会アジア2次予選E組のシリア戦に向け、オマーンの首都マスカットで練習を行った。

 MF長谷部誠主将(31=フランクフルト)は、試合の流れに応じて、「省エネ」プレーの必要性を口にした。非公開練習を終えた後、日が落ちても30度を超える暑さだった。「こういう気候でどういうサッカーをするのか。時には、効率を考えないといけない」。90分間、フルで走り続ければ、終盤にかけてリスクが増える。時間帯やスコアによって体力温存するために、チームとして戦い方を変える。そのかじ取り役を代表主将が担う。

4年前に死闘を経験…長谷部と本田が語るシリアの警戒すべき点とは
引用元:SOCCER KING 10月7日(水)12時21分配信
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20151007/357301.html

 本田圭佑(ミラン)と南野拓実(ザルツブルク)が5日夜にオマーン入りし、8日の2018年ロシアワールドカップ アジア2次予選・シリア戦に挑む23人全員が揃った日本代表。現地2日目となった6日は夕方17時からメディアを締め出し、約1時間半の非公開トレーニングを行った。

 報道陣に公開された冒頭部分は、約7分間の青空ミーティングに始まり、グラウンド2周の走り、短い距離のダッシュやバック走といったウォーミングアップのみ。それ以降はシリアを想定した攻守の戦術確認を入念に実施した模様だ。この日も練習開始時は35度を超える猛暑。試合本番も同じような気象条件になるのは間違いない。そこをいかに制するかも大一番の重要ポイントと言っていい。

 シリアとの前回対戦は2011年アジアカップ(カタール)の第2戦。長谷部誠(フランクフルト)のゴールで先制しながら、後半に川島永嗣が退場処分を食らい、PKで同点に追いつかれた。そのまま終盤へともつれ込み、引き分けかと思われたが、相手のファウルでPKをゲット。これを本田が決めて、何とか2-1で勝利を収めるという死闘だった。この印象が強いからこそ、香川真司(ドルトムント)も「シリアとは簡単な試合になったことはない」と語気を強めたのだろう。加えて言うと、2012ロンドン五輪アジア最終予選でも日本はシリアに苦杯を喫している。そのゲームに出場していた山口蛍(セレッソ大阪)も「強いチームだった」と語っており、難攻不落な相手なのは間違いなさそうだ。

 こうした過去を踏まえ、今回はより大胆さと緻密さを併せ持った戦いを見せなければならない。その重要性をよく認識している1人がキャプテン・長谷部。同選手は前述の通り、因縁のシリア戦で得点を決めたが、代表戦のゴールはここから4年半も奪えていない。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からミドルシュートを求められているにもかかわらず、決めきれない男は、今度こそ国際Aマッチ3点目のゴールを決めなければならないのだ。

「ゴールに関しては自分のウイークポイント。チームに貢献するという意味では、そういうところもやらないといけない気持ちはつねに持っている。シリアはこの4~5年でどう変わっているのか見る必要があるけど、根本的なところで言えば、球際のところだったり、ファウルぎりぎりのところでプレーしてくる。そこは追求していかないと。自分たち経験者がしっかりとチームに伝えていくべきだと思います」と、長谷部はチーム最年長である自らの役割を改めて口にしていた。

(略)

*記事全文はリンク先でご覧ください

日本代表歴代監督が認める「天性のキャプテン」。長谷部誠に見るチームリーダーとしての資質
引用元:フットボールチャンネル 10月7日(水)14時10分配信
http://www.footballchannel.jp/2015/10/07/post112552/

 日本代表には欠かすことのできないキャプテン・長谷部誠選手。長谷部選手がリーダーとして、周囲から頼られる理由はどこにあるのでしょうか。(『ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.36』より一部転載)

どんなときもチーム最優先の行動を取れる「天性のキャプテン」

 2015年アジアカップ準々決勝・UAE戦(シドニー)。開始早々に失点し、そこからシュート35本を放ちながら柴崎岳(鹿島)の1点しか奪えず、延長・PK戦へと持ち込まれてしまった日本。そのPK戦で1番手の本田圭佑(ACミラン)、6番手・香川真司(ドルトムント)の両エースがまさかの失敗。アジア連覇の夢ははかなく消えた。

 最後にミスした香川が呆然と立ち尽くし、号泣するところに、キャプテン・長谷部はすぐさま駆け寄り、肩を抱いて励ました。

「何回もチャンスがあったのに、そこで決めきれなかったのが、こういう結果につながった」と彼は香川らに敗因を押しつけるのではなく、あくまで全員の問題だと強調した。自分自身も悔しかったに違いないが、そういう感情を押し殺して、どんなときもチーム最優先の行動を取る。そういう立ち振る舞いができるからこそ、長谷部はアルベルト・ザッケローニ、ハビエル・アギーレ両代表監督から「天性のキャプテン」と称されたのだろう。

 彼が日本代表で初めてキャプテンマークを巻いたのは、2010年南アフリカワールドカップを直後に控えたイングランド戦(グラーツ)だった。直前の韓国との壮行試合(埼玉)で惨敗してチームが揺れ動く中、岡田武史監督は「流れを変えたい」と長谷部を抜擢したのだ。

 しかし当時のチームには川口能活(FC岐阜)、中澤佑二(横浜FM)らベテランがいた。川口は「チームをまとめてほしい」と指揮官から直々に請われて代表復帰し、中澤もアジア予選からずっと主将を務めていた。そういう経緯があるから、長谷部も複雑な立場に戸惑ったことだろう。それでも懸命に大役を果たしてベスト16進出に貢献した。

 が、本人は「僕はキャプテンらしいことを何もしていなくて、能活さん、ナラ(楢崎正剛=名古屋)さん、佑二さんがチームを引っ張ってくれた。プレッシャーも何もなくやれました。僕は今でも佑二さんがキャプテンだと思っているし、一時的に預かっているだけという気持ちです」と謙虚な物言いを崩さなかった。こうしたバランス感覚や調整力は、チームの中堅選手だった南アの頃から光るものがあった。

「ダメなことはダメ、いいことはいい」

 その長谷部がキャプテンシーを前面に押し出すようになったのが、ザック監督就任後だ。年長者のベテラン選手が次々とチームを去ったこともあり、彼の統率力が一段と強く求められたからだ。もともとダメなことはダメ、いいことはいいとハッキリ言うタイプではあったのだが、そのメリハリが鮮明になったのは確か。ザックジャパン発足直後の合宿集合時に遅れてきた森本貴幸(ジェフ千葉)を怒ったのは、顕著な例と言える。

 川島永嗣(無所属)も「マコはものすごく責任感の強い男」と語ったが、集団の統率を乱すような出来事が少しでも見受けられたら厳しく向き合う。試合に勝っても内容的に課題や足りない部分があれば「この勝ちは忘れた方がいい」「こんな内容で満足してはいけない」と容赦なく苦言を呈する。そうやってチームを律することがキャプテンたる人間の役割だと彼は強い自覚を持っていたようだ。

 その意識がより強まり、リーダーとしての立場が確立されたのが、ザックジャパン最初の国際大会となった2011年アジアカップ(カタール)だった。遠藤保仁(G大阪)と鉄板ボランチを形成し、コンスタントに試合に出続けていた彼は、時に仲間を叱咤激励し、選手だけのミーティングを実施したりしながら、不安定な戦いを続けるチームを力強く支えてアジア制覇へと導いた。これを機にザック監督との信頼関係も強固なものになった。

 とはいえ、長谷部自身、必ずしも好調ではない時期もあった。2008年1月から所属していたヴォルフスブルクでは、本職でない右サイドバックや右MFで起用されることが多く、代表との役割の違いに戸惑いを覚える場面も少なくなかった。当時のフェリックス・マガト監督に移籍を直訴したことで溝が生まれ、8試合連続ベンチ外となった2012年夏から秋にかけては特に苦しい時期だった。

自分に対して常に正直であるからブレない

 サッカー選手は試合に出ていなければ、どうしてもパフォーマンスが落ちる。本人はその現実を受け入れつつも「僕は何をやるにしても自分に正直にやっているんで、ブレることは絶対にないです」と断言。アマチュア選手のいるセカンドチームでプレーするなどできる限りの努力を重ねてコンディションを維持しようとした。

「みなさんが心配するのも分かりますけど、僕もプロを10年以上やってきて試合に出ていないときもあった。試合勘がズレることもあるかもしれないけど、それを経験でカバーしないと。代表で結果を出せなければ選ばれないだけ。そこは自分の中でクリアになっています」と妥協を許さず自身を追い込んだ。

 こうしたストイックさはチームメートにも前向きな影響を与える。本田や長友佑都(インテル)らが2014年ブラジルワールドカップまでの4年間、貪欲に世界トップを追い求めたのも、長谷部の姿勢から刺激を受けた部分が多少なりともあったはずだ。

 ブラジル大会を控えた昨年1月に右ひざを負傷し、大会直前まで別メニューを強いられても、彼は自分を信じて本番に照準を合わせた。だが、3試合のうち2試合(3戦目のコロンビア戦はフル出場)は途中交代を余儀なくされ、チームも惨敗。

 責任を痛感した長谷部は「これからは若い選手がキャプテンをやるべきだと思う」と身を引く決意を口にした。代表としては今後も戦い続けていく意思は持っていたが、日本代表がもっと強くなるためには若手の台頭が不可欠だと、彼にはよく分かっていたのだろう。

 長谷部の言葉を受けて、ニュルンベルクで1シーズンを一緒に戦った清武弘嗣(ハノーファー)が「自分が今までサッカーをやってきた中でハセさんは一番のキャプテン。プレーだけじゃなく、周りに目を配れるとか、気持ちの面とか、ホントに素晴らしいと感じた。4年後は自分がキャプテンマークを巻いてピッチに立つことを考えてこれからを過ごしていきたい」と背中を追っていく意欲を公言した。

 長谷部のやってきた仕事がチームメートから大いにリスペクトされていたことが、清武の言葉から色濃くうかがえた。

チームのために自分に何ができるか考える

 ブラジルでの発言通り、長谷部は2014年9月のアギーレジャパン発足後、キャプテンを本田ら若い世代に譲ろうと考えていた。10月のチュニジア(新潟)・ブラジル(シンガポール)2連戦には招集を見送られ、本人も代表から離れる可能性を感じたことだろう。

 けれども、今季からプレーするドイツ3クラブ目のフランクフルトでのパフォーマンスが好調で、アギーレ監督の考えるアンカー像に長谷部が最適だと判断されたことから、11月のホンジュラス(豊田)・オーストラリア(大阪)2連戦で復帰。指揮官に促されてキャプテンを継続することになった。

「個人的にいろいろ思うところはありますけど、指名されることは光栄なことですし、与えられた役割というものはしっかり全うしたい」と本人は新たな責任を背負う覚悟を固めた。

 こうした経緯があったから、自身2度目のアジアカップでも長谷部はチーム第一の行動を取った。まずアギーレ監督のスペイン時代の八百長疑惑で周囲がざわついているのを敏感に察知し、「監督から直接話を聞いてみんな熱いものを感じたし、全員が間違いなく同じ方を向けていると思います」と強調するなど、騒動の沈静化への努力を惜しまなかった。

 初戦・パレスチナ戦からチームが深刻な決定力不足に直面すると「この内容には全然満足していない」と仲間たちに奮起を促した。

 また、アギーレ監督が対戦相手の分析をあまりしないと分かると、自分から積極的に進んで映像をチェックしてイメージを膨らませ、レフリーの判定が欧州基準とは大きな差があることを察知すると、意識的に頭の切り替えを行うなど、彼は自分にできることを見つけて貪欲に取り組んだ。

 こうした試みがアジア連覇という成果につながらなかったのは残念だが、長谷部がキャプテンとしての役割を十分に果たしたことは、誰もが認めている。

 1人の選手がここまで完璧なリーダーシップを発揮するのは難しいが、チーム最優先で行動する、自分にできる仕事を進んで見つける、周りの状況に流されずに厳しさを持つなど、長谷部の行動から学んで実践できることは少なくない。日本代表歴代キャプテンの中で国際試合最多出場を記録した名リーダーの振る舞いを、ぜひとも多くの少年少女たちに参考にしてほしいものだ。

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