欧州組視察の収穫語るハリル監督「2本ほど高いワインをあげた」

   2015/05/22

ケルン長沢、今季初のベスト11 シャルケ戦で勝利に貢献
引用元:共同通信 2015年5月11日 21時48分 配信
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015051101001980.html

【ケルン(ドイツ)共同】8~10日に行われたサッカーのドイツ1部リーグで、シャルケ戦に先発して点に絡むなど勝利に貢献したケルンの長沢和輝が11日付の専門誌キッカーから今節のベストイレブンに選ばれた。今季初。採点は最高が1、最低が6で、同誌と大衆紙ビルトからともに2の高評価を得た。

キッカー誌は同じケルンの大迫勇也と、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠にも2・5の比較的高い評価を与えた。

独メディア、残留を確定させたケルンの大迫&長澤を高評価
引用元:SOCCER KING 5月11日(月)20時16分配信
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150511/311400.html

ブンデスリーガ第32節が9日、10日に行われ、ドイツの各地元メデイアは出場選手の採点と寸評を発表した。

4試合ぶりの勝利を収め、1部残留を決めたケルンの日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝には高評価が与えられた。同じく残留を決めたフランクフルトの日本代表MF長谷部誠については、「彼がボールを持てば、そこから良くなるということを誰もが知っている」と絶賛している。

採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり。(最高点1、最低点6)

■岡崎慎司(マインツ)
対シュトゥットガルト戦(0-2●)先発フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:5
寸評:良くなかった。中盤からもサイドからも、ボールが来なかった。だが、このストライカー自身も、いつものようながむしゃらさがなかった。前半の1対1では、わずか20パーセントしか勝てなかった。

■清武弘嗣(ハノーファー)
対ブレーメン戦(1-1△)先発出場、68分交代
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:後ろのポジションの酒井宏樹と同じく、清武も前半は実に活発に動いた。だが、後半に入って明らかにスタミナが切れると、68分にベンチに下がった。セットプレーも数多くあり、その中には大きなチャンスにつながるものもあった。

■酒井宏樹(ハノーファー)
対ブレーメン戦(1-1△)先発フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:前半は力強い出来だった。意欲あふれる攻撃が光り、清武とともに右サイドで再三にわたって勢いを与えた。だが、後半に入ると一気に消耗。守備では相手にチャンスを与えなかった。

■大迫勇也(ケルン)
対シャルケ戦(2-0◯)先発出場、90+1分交代
『EXPRESS』
採点:2
寸評:テクニックと闘争心で観客を魅了。ホームゲームでまたしても見事なパフォーマンスだった。

『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:2.5
寸評:高い技術を見せ、サプライズを起こすところにも意図があった。利己的でないチームプレーをした。

■長澤和輝(ケルン)
対シャルケ戦(2-0◯)先発出場、70分交代
『EXPRESS』
採点:3
寸評:ヤニック・ゲルハルトを差し置いて出場すると、すぐにアシストをマークして(起用に)応えた。

『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:2
寸評:ケルンの攻撃には常に絡んでいた。先制点をアシストし、パスでドゥシャン・シュヴェントのシュート(60分)に繋いだ。ただ競り合いでは、体格で負けることが多かった。

■長谷部誠(フランクフルト)
対ホッフェンハイム戦(3-1◯)先発フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:いつものように安らぎの中心。長谷部がボールを持てば、そこから良くなるということを誰もが知っている。まだ今シーズン初ゴールは出ていないが、それも時間の問題。

欧州組視察の収穫語るハリル監督「2本ほど高いワインをあげた」
引用元:ゲキサカ 5月11日(月)19時28分配信
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?162853-162853-fl

日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が11日、千葉県内で報道陣の取材に応じた。欧州組の視察を終え、9日に再来日。「日本に帰ってきて間もないが、一昨日(9日)は寝ることができなかった」と、長距離移動と時差ボケの影響で明け方に目が覚めたのだという。

ちょうど10日未明に行われていたのがセリエAのミラン対ローマ戦。FW本田圭佑が2アシストを記録した試合だった。「4時か5時ごろに起きて、本田の試合を見た。本田はかなり良い試合をした。寝れなかったが、本田の良いプレーが見られたので、うれしかった」と冗談交じりに語った。

イタリアでは本田、DF長友佑都と直接会い、ドイツではMF長谷部誠、MF香川真司らブンデスリーガ所属選手のほか、他国からDF吉田麻也やGK川島永嗣も合流して食事会を開いた。負傷離脱中のDF内田篤人ら数人の選手は不在だったようだが、「ドイツでプレーする他の選手も知ることができたし、ルーマニア、ポルトガルでプレーしている選手の情報も聞いた。よい日本人選手がいれば、どこにいても会いたい。彼らに関しても準備したい」と、幅広く情報収集を進めるつもりだ。

4月18日に日本を出発し、約3週間の滞在だった欧州視察は収穫も多かった。「日本から会いに来たことを選手は非常に喜んでいた。ダイレクトに話ができて良かったし、私もうれしかった。日本食を食べざるを得なかったので少し大変だったが、いい時間を過ごした」。そうジョークを飛ばした指揮官は「彼らに2本ほど高いワインをあげたので、きっと何試合か勝ってくれると思う」と柔和な笑みを浮かべていた。

ハリルJのサッカー実現には、「アンカー・本田圭佑」が最適
引用元:Sportiva 2015年5月11日 12時33分 配信
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/jfootball/2015/05/10/post_899/

日本代表の新たな指揮官となったハリルホジッチ監督。彼が目指すサッカーは、今や世界の主流となっている「カウンターサッカー」だと言われている。これまで日本がこなしてきたポゼッションサッカーとは大きく異なるが、そのサッカーを実践するには、はたしてどんな選手が適任で、どんなシステムが最適なのか。改めて、3人の識者にハリルジャパンに適した「ベスト11」を選んでもらった。

■香川真司なくしてハリルJのサッカーは実践できない
鈴木良平(解説者/元ビーレフェルトコーチ、日本女子代表監督など)

世界のサッカーは今、スペイン・バルセロナが築いたポゼッションサッカーの時代が終わりを告げ、ハイプレスからのカウンターサッカーが主流となっている。昨年のブラジルW杯を見てもそれは明らかで、ハリルホジッチ監督も、そんな世界の最先端のサッカーを志向している。

選手に求められるのは、ボールを奪ったあとの縦への速さと、ボールを奪われたあとの、素早く奪い返す守備力と球際での強さ。そして、チームとして機能するには、ボランチとトップ下が重要な役割を担うことになる。

ボランチは、ボール奪取力はもちろんだが、奪ったボールをどれだけ速く縦に、前につなげられるかが、何より重視される。適役なのは、長谷部誠、細貝萌、青山敏弘、山口蛍あたり。彼ら4人が競争して、最もいい人選にしていけばいいだろう。

トップ下は、香川真司。彼しか考えられない。

縦に速い攻撃サッカーを実践するには、奪ったボールをいかに速く、手間隙かけずにラストパスを出せる選手がいるかどうか。相手のペナルティーエリア内や、敵からの厳しいプレッシャーを受ける中で、いかに1タッチ、2タッチで攻撃を組み立てられる選手がいるかどうかが、カギとなる。それができるのは、日本では香川だけだ。

マンチェスター・ユナイテッドでは結果を出せなかったものの、香川は日本以上に欧州での評価が高い選手。というのも、狭いエリアでクリエイティブなプレイができて、現在主流となるカウンターサッカーの前線で起点になれるからだ。香川を中心に考えなければ、ハリルホジッチ監督が目指すサッカーは実現できないと思っている。

中盤から前線にかけては、それなりに人材はいるものの、日本にとって最大の弱点はセンターバックとGK。正直、ハリルホジッチ監督が求めることを満足にできる選手は誰もいない。森重真人がぎりぎり及第点を与えられるかどうか。

センターバックは、守るだけでなく、今やそこから前線に展開できるだけのパス能力が求められる。GKも同様だが、このポジションは守備力も含めて、世界との実力差があまりにも大き過ぎる。日本は、センターバックとGKを育てていかなければ、いつまで経っても世界では勝てないだろう。

■攻撃陣はパスに頼らない選手であることが最優先
菊地芳樹(学研ストライカーDX編集長)

ボールを奪ったら、相手の守備体制が整わないうちに速く攻める。それができなかったらボールを回しながら相手を揺さぶり、隙ができたらすかさずそこを突いてチャンスを作る――サッカーの不変のセオリーを、みんなが理解していながら、どうしても奪ったボールを一旦落ちつかせてからの遅攻が優先になってしまうのが、これまでの日本だった。

それにしてもなぜ、日本は速く攻められるタイミングでも、一旦ボールを落ちつかせてしまうのか。

速攻優先の状況では、ビッグチャンスも生まれやすいが、トップスピードでのプレイからは、ミスが出やすく、すぐに相手ボールにもなりやすい。その結果、ボールが行ったり来たりという、ガチャガチャとした展開となって、ダッシュを繰り返すはめになるサッカーが続く――日本は、これが極端に苦手で、嫌だからだと思う。激しいボールの行き交いが続いたり、インプレイがなかなか切れなかったりしたとき、日本はやられてしまうケースが非常に多い、ということもある。

しかし、「いやいや。そうじゃなくて、セオリーどおりに速く攻められるときはそうしようよ。そのタイミングを逃したら、強い相手にはなかなか点は取れませんぜ!」と言っているのが、ハリルホジッチ監督。おかげで、ハリルホジッチ監督が目指すサッカーでは、この日本が苦手とする状況が多々起こりうる。

そこで崩れないために、中盤の底やDFラインには、経験が豊富で、タフで、判断のいい選手が求められるのではないか。その意味で、本田圭佑と長谷部誠を、それらのポジションに転向させる。3月の親善試合で4-2-3-1をベースにしていたシステムも、3-4-3へ。そのほうが、攻守のバランスを保てると考える。

攻撃を担当する前線やアウトサイドには、速攻時をイメージして、パスに逃げない選手であること。つまり、目の前の相手をドリブルや足ワザなどによって、1枚でも、2枚でもはがせる選手である、という観点で選んでみた。

加えて、相手ボールになった際には、しっかり守れる点も考慮した。この点に関して言えば、宇佐美貴史には不安はあるものの、彼の攻撃力を考えれば、ぜひともレギュラーを獲得してほしい選手だ。

■アンカー・本田が、速くて正確な攻撃を実演する
木崎伸也(サッカージャーナリスト)

ハリルホジッチ監督のもとで2試合(2-0チュニジア、5-1ウズベキスタン)を終えてひとつ見えてきたのは、「ポジションにとらわれない」という哲学だと思う。

ウズベキスタン戦では、本来はセンターバックの水本裕貴(サンフレッチェ広島)が後半からアンカーの位置に入り、ボランチが本職の柴崎岳(鹿島アントラーズ)はトップ下として途中出場した。

チームとしての機能を実現するために、ポジションの専門性にこだわらない――。これからハリルホジッチ監督のもとでは、驚くような”コンバート”がたくさん見られるのではないだろうか。

あえてその視点に立って、ハリルホジッチ監督が好みそうな配置転換を想像してみた。システムは、3-5-1-1。中盤は、本田圭佑をアンカーに置き、その前に山口蛍と長友佑都が構える逆三角形型である。

ハリルホジッチ監督が描くサッカーを理解するには、布陣を3つのゾーンに分ける必要があると思う。ひとつ目は、「最終ライン+アンカー」という後方部だ。

ハリルホジッチ監督は「縦に速く攻める」コンセプトが注目されているが、ただ闇雲に速く攻めればいいというわけではない。例えば、練習ではサイドバックが前線の選手の足もとに正確にロングパスを通すメニューを課し、いろいろな場面で「速くて、かつ正確に」という狙いが伝わってきた。

後方の選手には、正確なビルドアップの能力が求められるということだ。それを考慮しての”アンカー”本田である。ロングパスの正確性と創造性は日本屈指だろう。イタリア代表のピルロやドイツ代表のクロースのような中盤の底のフリーマン、そんなイメージだ。奇想天外なハリルホジッチ監督なら、これくらい大胆なコンバートをやってのける気がする。

ふたつ目のゾーンは、中央部。ここにはとにかく上下にアップダウンを繰り返す、無尽蔵の運動量が求められる。その特性を考えると、長友や山口がうってつけだ。特に長友のドリブル力はスペースが広がったときに、チームとして助かるだろう。縦に速く攻めると前後が分断されやすくなるが、リンクマンがいれば、齟齬(そご)を最小限にとどめられる。

3つ目は、前方部。求められるのは、速攻を完結する力だ。裏を狙い続けられる岡崎慎司と、ドリブルによって崩せる宇佐美貴史(もしくは乾貴士)という異なるタイプを組ませることで、相手に捕まらない攻撃をできると考えた。

ここで予想したコンバートは”大穴”ばかりかもしれないが、きっとハリルホジッチ監督は常識にとらわれない起用で日本サッカーを驚かせるはずだ。

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