ELの舞台へ

   2015/06/01

乾と長谷部、フランクフルトをELの舞台に導くための原動力に
引用元:LegendsStadium 2015.4.11配信
http://www.legendsstadium.com/news/#!/AFC%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97/2900/

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今季からフランクフルトで指揮を執るトーマス・シャーフ監督は、攻撃サッカーを愛することで有名だ。「1-0で勝つよりも5-4で勝ち切るサッカーが好き」と公言し、ブレーメン時代には、自分たちから仕掛ける素早いコンビネーションサッカーでファンを魅了してきた。またミクー、エジル、ジエゴといった司令塔を活かす術に長けているのも特徴。フランクフルトでは、攻守の切り替えが早い積極的なサッカーを提唱している。
シーズン前、そんなシャーフの目に止まったのが3年目の乾貴士だった。2部リーグのボーフムから移籍してきた1年目は、地元記者から「シュート精度さえ上がれば5000万ユーロの価値がある選手」と言われるほどの、アイデアあふれるプレーと小気味いいドリブルでチーム躍進の立役者になっていた。
ところが2年目はチームの不調にも引っ張られ、ほとんど出場機会が与えられなかった。残留を争うチームではボールを失うリスクの多い選手の居場所はなく、気持ちも大きく落ち込んでしまっていた。
監督の信頼を勝ち取り、ピッチで躍動する乾
そんな乾が一念発起。通訳を外し、積極的にチームの輪に入るようになった。ドイツ語を理解し、笑うことが多くなった。消極的な態度はなくなり、練習から全力でぶつかっていくようになった。当初、シャーフ監督は躍動感あふれる乾をFWへコンバートしようとした。このチャレンジは上手くいかなかったが、監督の信頼を肌で感じた乾は好パフォーマンスを披露するようになる。
ポジション的にはアルミン・フェー前監督時と変わらず、左サイドハーフでプレーすることが多い。守備での役割には大きな変化はなく、高い位置からプレッシャーを掛け、ボールを前に運ばれたら即座に帰陣。スペースを埋めたり、味方と共同して相手からボールを奪いに動く。
一方、攻撃では自由が与えられている。フェー政権下ではサイドに張ることを第一とされていたが、シャーフ監督は「あくまでも選択肢の一つ」と強要はしない。ボールに多く触りながらリズムをつかんでいく乾は、中央や右サイドに流れながらボールを引き出し、軽快な動きで相手を交わしながら、攻撃にアクセントを加えていく。
欲しいのは“ゴール”という結果
今季は不用意な仕掛けからボールを失うことが減り、崩しの局面では相手の裏をとるイマジネーション豊かなプレーが見られるようになった。中央のスペースがなくなるとすっとサイドに開いて起点を作る動きなど、緩急を使い分けた駆け引きには成長の跡が見える。
シャーフ監督も「全体的に良いシーズンを送っている。今はまだうまくいっていないアクションを改善することができたら、スーパーなパフォーマンスが可能になる。彼にブレーキを欠けるのはミスだと思う。最近はどこで勝負して、どこで落ち着いてプレーすべきかの正しい決断ができている」と評価していた。課題は得点力と好不調の波が小さくない点。決定機に顔を出している頻度から考えると、現在のゴール数(1得点/23試合出場)では寂しい。また、素晴らしいプレーを見せた翌節に調子を落とすことが多いのも改善したい部分だ。
チームに安定と秩序をもたらす長谷部
フランクフルトに安定と秩序をもたらしているのが長谷部誠だ。今季、主力の多くが去り、新しいサッカーに挑戦するフランクフルトは、シーズン序盤は調子をつかむことが出来なかった。昨シーズンまでは自陣でボールを回しながら、ダイレクトパスを使ったコンビネーションでチャンスを作り出していたが、シャーフ監督は積極的なプレスでボールを奪い、素早い攻撃でゴールを陥れる戦術も求めた。
しかし、選手はボールの奪いどころが曖昧なままプレスをかけてしまったり、慌ててカウンターを仕掛けた結果、ミスでボールを失い、カウンターからピンチを招くなど、攻守にバランスを欠く戦いが続いた。
そんな中、長谷部は攻守の舵取り役として欠かせない存在になっている。経験に裏打ちされた戦術眼と、巧みなポジショニングを見せる長谷部は、味方を操舵して相手の攻撃をコントロールし、タイミングを見計らったプレスでボールを奪う。シンプルなパス回しでビルドアップしながら、相手の守備が整っていない時は鋭い縦パスでリズムを生み出す。長谷部が欠場した時には、攻守のバランスが崩れてしまうことからも、存在感の大きさはよく分かる。
地元メディアから高い評価を受ける
地元紙の『フランクフルタールンドシャウ』は、前半戦の総括で長谷部を2番目に良いカテゴリーで選出。「前半戦、残り3分の1あたりから花が咲いた。リーダーとなりチームを掌握。チームをまとめ、牽引している。ピッチ上のあらゆるところに顔を出す。ニーチェを読み、本を出版し、入浴を好む。システム変更による勝者」と評価した。
ヨーロッパリーグ出場の可能性を残すフランクフルトにとって、負けられない戦いが続く。コンスタントに好パフォーマンスを見せる長谷部と、前線で異質の動きを見せる乾。二人の活躍で、チームをヨーロッパの舞台へ導くことができるだろうか。

浦和 8月埼スタでフランクフルトと対戦、長谷部の凱旋試合に
引用元:スポニチアネックス 2015年4月11日 08:25配信
www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/04/11/kiji/K20150411010148460.html
今夏のさいたまシティ杯で、浦和がフランクフルトと対戦することが分かった。同杯はアーセナルと対戦した13年以来2年ぶり10度目の開催。試合は埼玉スタジアムで8月第1週に行われる可能性が高いという。
フランクフルトには日本代表MF長谷部と同FW乾が所属。長谷部にとっては06年リーグ優勝、07年ACL制覇に貢献した古巣との激突だけに、注目の凱旋試合となりそうだ。
フランクフルトは昨年から来日プランを模索。浦和は今季の過密日程を考慮して同杯を行わない可能性もあったが、交渉が進んでマッチメークが実現した。今夏は川崎Fと日本代表MF香川の所属するドルトムントの親善試合が既に決定。ブンデスリーガ2チームの来日は、国内外のファンにとってうれしい話題になりそうだ。

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